授業や研修をしていて、「教えたはずなのに、学びが定着しない」と感じたことはないだろうか。 その原因を“学習の条件”から科学的に説明したのが、心理学者ロバート・M・ガニエ(Robert M. Gagné)だ。 彼が提唱した九教授事象(Nine Events of Instruction)と学習の条件理論は、教育心理学と教育工学をつなぐ基盤となった。 この記事では、Amazonで購入できる『ガニエ心理学』関連の本から、理論と実践を体系的に学べる15冊を厳選して紹介する。
- ガニエとは? ― 教育を「設計」へと進化させた心理学者
- おすすめ本15選
- 1. 授業設計マニュアル Ver.2 ― 教師のためのインストラクショナルデザイン(北大路書房)
- 2. インストラクショナルデザインの原理(北大路書房)
- 3. インストラクショナルデザインの道具箱101(北大路書房)
- 4. はじめてのインストラクショナルデザイン
- 5. 学習の心理学(放送大学教材)
- 6. インストラクショナルデザインの理論とモデル ― 共通知識基盤の構築に向けて(北大路書房)
- 7. 学習意欲をデザインする ― ARCSモデルによるインストラクショナルデザイン(北大路書房)
- 8. 教授のための学習心理学(ライブラリ教育の心理学 2/サイエンス社)
- 9. Principles of Instructional Design(Wadsworth, 英語)
- 10. The Conditions of Learning and Theory of Instruction(Holt, Rinehart & Winston)
- 11. Instructional Design for Dummies(Wiley, 英語)
- 12. Design for How People Learn(New Riders, 英語)
- 13. E-Learning and the Science of Instruction(Wiley, 英語)
- 14. Instructional Design: The ADDIE Approach(Springer, 英語)
- 15. Trends and Issues in Instructional Design and Technology(Pearson, 英語)
- 関連グッズ・サービス
- まとめ:今のあなたに合う一冊
- よくある質問(FAQ)
- ガニエ理論の現代的意義
- 関連リンク:教授設計の理論を学ぶ
ガニエとは? ― 教育を「設計」へと進化させた心理学者
ロバート・ミルズ・ガニエ(1916–2002)は、アメリカの教育心理学者であり、学習理論と教育設計の融合を試みた第一人者だ。 彼の代表作『The Conditions of Learning(学習の条件)』では、人間の学習を5つの領域(言語情報、知的技能、認知方略、運動技能、態度)に分類し、それぞれに適した教授条件を定義した。
さらに彼は、効果的な教授を実現するための手順を「九教授事象(Nine Events of Instruction)」として整理した。 それは、①注意を引く、②目的を伝える、③既有知識を想起させる、④新しい内容を提示する、⑤学習のガイドを与える、⑥実践の機会を設ける、⑦フィードバックを与える、⑧成果を評価する、⑨定着と転移を促す――という九段階である。
このモデルは、ブルームの「教育目標のタキソノミー」と並び、世界中の授業設計・企業研修・eラーニングに応用されている。 ガニエ理論の本質は、“学習を偶然ではなく設計によって起こす”という思想だ。 そのため彼はしばしば「学習のエンジニア」と呼ばれる。
現代の教育工学、インストラクショナルデザイン(ID)、そしてAIを用いたパーソナライズ学習も、このガニエ理論の系譜にある。 心理学的に“人がどう学ぶか”を知れば、“どう教えるべきか”が見えてくる。 その理論と実践を体系的に学べる書籍を、これから紹介していこう。
おすすめ本15選
1. 授業設計マニュアル Ver.2 ― 教師のためのインストラクショナルデザイン(北大路書房)
日本の教育現場で最も実践的にガニエ理論を使いこなせる一冊。 授業設計の流れを「目標設定→教材分析→教授方略→評価設計→改善」の5ステップで体系化し、ガニエの九教授事象を具体的に埋め込んでいる。 「注意を引く」ための導入技法、「既有知識を想起させる」質問例、「フィードバックを与える」際の注意点など、すぐ使える実践知が詰まっている。 ブルームの“何を教えるか”に対し、ガニエは“どう教えるか”を提示した。その橋渡し役として、本書は教育者にとっての「設計の教科書」だ。
刺さる読者像:現場教師、企業研修講師、教育委員会職員。 おすすめポイント:読後に授業の構造が目に見えるようになる。 自分の授業を九教授事象に沿って再構成したら、学習者の反応が明らかに変わったという実感を得られる。
2. インストラクショナルデザインの原理(北大路書房)
理論的に学びたい人に最適な、国内屈指の教授設計書。 ガニエの九教授事象を中核に据え、ブルーム、メレル、レイガーなど他理論との比較も行う。 「行動主義」「認知主義」「構成主義」という3つの学習観を横断し、教授方略を科学的に整理している。 特に、学習成果を“記憶”ではなく“転移(transfer)”として扱う構成は圧巻。 教育心理と教育工学の架け橋を築いた本書は、ID研究の必読書といえる。
刺さる読者像:教育心理学専攻の大学院生、授業研究者、教育設計職。 おすすめポイント:読後、理論の背後にある“人間の学びの構造”が見える。 授業改善が単なるノウハウでなく、理論に裏づけられた“再現可能な技術”になる感覚を得られる。
3. インストラクショナルデザインの道具箱101(北大路書房)
授業設計を支える“ツールキット”としての一冊。 101の授業改善アイデアが、ガニエの九教授事象やADDIEモデルに対応して整理されている。 「注意喚起」「ガイド提供」「練習設計」など、どの項目も実践に直結する構成。 単なる手法集ではなく、学習心理の裏づけを明示している点が他書と一線を画す。 ブルーム理論を理解した後に読むと、理論が“動き出す”実感を得られる。
刺さる読者像:授業改善を目指す教育者、アクティブラーニング実践者。 おすすめポイント:理論を授業の現場で再現できる。 特に「学習ガイド」の章を応用しただけで、生徒の質問内容が“理解型”へ変化したと感じた。
4. はじめてのインストラクショナルデザイン
教育初心者でも理解できるよう、ガニエ理論のエッセンスを平易にまとめた入門書。 「九教授事象」「学習の5領域」「学習課題の分析」を実例と図解で示し、授業設計の全体像を描けるようになる。 また、ブルームやガニエを基盤にしたADDIEモデルも紹介され、実務に応用しやすい。 学校教育だけでなく、企業・医療・行政研修でも活用できる“現場型ガイド”として定評がある。
刺さる読者像:教育経験1〜3年目の教師、企業研修担当、人材育成部門の新任者。 おすすめポイント:理論が“今日からの授業”に結びつく。 教室で実際に使うと、説明の順番を変えるだけで学習者の集中が持続するという手応えがあった。
5. 学習の心理学(放送大学教材)
教育心理学の基礎を放送大学の体系的カリキュラムで学べる定番教材。 ガニエの「学習の条件」を中心に、ブルーム、バンデューラ、オズベルなどの理論を横断的に整理している。 「人が学ぶとき何が起こっているのか」「どの条件で効果的な学びが生まれるのか」を科学的に解き明かし、教授行動と学習行動の相互作用を明確化。 学習のメカニズム、動機づけ、記憶、転移、学習方略など、授業設計にも直結する内容が豊富だ。
図表や確認問題が多く、独学でも体系的に理解できる構成。 特に、ガニエ理論を教育実践にどう応用するかを段階的に示しており、「九教授事象」や「学習の五領域」を現場に落とし込む導入書として最適。 教育心理と教授設計、そして認知科学を橋渡しする一冊である。
刺さる読者像:心理学を基礎から学び直したい社会人、教員養成課程の学生、教育心理に興味のある読者。 おすすめポイント:心理学理論が“授業設計”にどう結びつくかを具体的に理解できる。 「勘で教える」から「理論で設計する」へ――教育観が変わる瞬間を体験できる。
6. インストラクショナルデザインの理論とモデル ― 共通知識基盤の構築に向けて(北大路書房)
ガニエの系譜に連なるID(インストラクショナルデザイン)の主要モデルを、比較・統合の視点で読み解く中核テキストだ。九教授事象を土台に、ADDIE、メレル、レイガー、Dick & Careyなどのモデルを相互参照しながら、授業・研修設計を「理論の地図」に載せ直す。理論間の対応関係が明快で、ガニエ理論がどこに位置づくのかが一目でわかる。評価設計や形成的評価の扱いも丁寧で、ブルームのタキソノミーとの接続も豊富。読後は、自分の授業設計を“どのモデルで、なぜそうしたか”を説明できるようになる実感がある。
刺さる読者像:授業研究者、大学院で教育工学を学ぶ人、カリキュラム設計担当。
おすすめポイント:学派を超えてIDを俯瞰できる。自分の実践が理論のどこに立っているかが言語化できた。
7. 学習意欲をデザインする ― ARCSモデルによるインストラクショナルデザイン(北大路書房)
ガニエの九教授事象と相性のよいARCSモデル(注意・関連性・自信・満足)を本格的に実装する一冊。学習の外的条件を整えるだけでなく、内的条件(期待・自己効力感・満足)をどう設計に織り込むかが具体策で示される。授業導入で注意を引き、演習で自信を高め、評価で満足を設計する——という流れが、ガニエ理論の段階ときれいに噛み合う。シラバス、教材、フィードバック文例まで載っており、翌週の授業から使える即効性が高い。
刺さる読者像:生徒のモチベーションに悩む教師、企業研修の設計者、eラーニング開発者。
おすすめポイント:意欲は“偶然”ではなく“設計”で高められると実感した。小さな改善で授業の空気が変わる。
8. 教授のための学習心理学(ライブラリ教育の心理学 2/サイエンス社)
R.M.ガニエ自身の視点で「学習の条件」を読み解ける日本語テキスト。行動主義から認知主義への移行期の議論を踏まえ、言語情報・知的技能・認知方略・運動技能・態度という五領域ごとに教授条件を提示する。九教授事象の原理を、授業の導入・展開・練習・フィードバック・評価へどう翻訳するかが筋よく掴める。古典だが、いま読んでも設計の骨格がぶれない。
刺さる読者像:ガニエ原典に近い文献で学びたい人、理論の源流を一次情報で押さえたい研究志向の読者。
おすすめポイント:ガニエの“人間観”が伝わる。理論が単なる手順でなく、学びの哲学であると納得できた。
9. Principles of Instructional Design(Wadsworth, 英語)
ガニエ理論の頂点に位置する名著。 「教授設計=Instructional Design」という言葉を世界に定着させた決定版であり、学習理論・教育心理・評価設計の融合モデルを体系化している。 学習成果を最大化するための9段階の教授手続き(Nine Events of Instruction)は、本書から生まれた。
各章では、学習の条件を分析し、授業の設計・評価・改善を繰り返すプロセスが詳細に記述される。 抽象的理論に留まらず、教育者が自分の授業に直接適用できる手順書としての精密さを持つ。 教育心理の原典としてだけでなく、現代のLMS・eラーニング設計でも参照され続けている。
刺さる読者像:教育学・教育工学・心理学を専門に学ぶ大学院生、研修設計者。 おすすめポイント:読むたびに“授業とは何か”の定義が書き換わる。 英語原典ながら、論理の構造が明快で、理論が実践と地続きであることを実感できる。
10. The Conditions of Learning and Theory of Instruction(Holt, Rinehart & Winston)
ガニエの代表作『学習の条件』の改訂拡張版。 学習の5領域理論と九教授事象が統合的に整理され、教育の心理的基盤を明快に描き出す。 ブルームやスキナー、ピアジェらの理論と対比しながら、教授設計が“学習の生理と心理”に支えられていることを示している。
特筆すべきは、学習者の「内的条件」と「外的条件」の区別。 環境を整えるだけでは学習は成立せず、注意・期待・記憶などの内的過程を喚起する必要があるという視点だ。 現代のメタ認知研究にも通じる洞察であり、教育心理学を越えて認知科学・神経心理学にも影響を与えた。
刺さる読者像:教育心理学研究者、カリキュラム設計担当、認知科学に関心をもつ読者。 おすすめポイント:理論が“人間理解”のレベルに昇華している。 九教授事象を単なる手順としてでなく、「学びを支える人間の設計原理」として捉え直せる。
11. Instructional Design for Dummies(Wiley, 英語)
ガニエ理論の入門書として、最も読みやすい一冊。 教育・研修・eラーニングの設計を誰でも始められるよう、平易な英語で実践的に解説している。 九教授事象、ADDIEモデル、ブルームタキソノミーが連携して紹介されており、初心者でも「教授設計」の全体像を短時間で掴める。 IDの基本用語が整理され、企業研修や学校教育の両方に使える設計思考が身につく構成だ。
刺さる読者像:英語教育者、国際研修担当、教育学を学ぶ社会人。 おすすめポイント:理論が“行動のマニュアル”になる。 自分で設計テンプレートを作ると、授業やプレゼンの流れが劇的に改善されたという実感を持てる。
12. Design for How People Learn(New Riders, 英語)
学習科学とデザイン思考を融合させた名著。 ガニエの九教授事象を現代の学習体験設計(LXD)に翻訳しており、「学びのデザインとは何か」を具体的に示している。 イラスト豊富でビジュアル的に理解でき、教育現場だけでなくUX/UI設計にも応用できる点が特徴。 学習者の感情・動機・注意・フィードバックをどうデザインに落とし込むか――その問いに答える一冊だ。
刺さる読者像:教育デザイナー、UX設計者、アクティブラーニング推進者。 おすすめポイント:理論が“体験設計”の視点で腑に落ちる。 読後、「学習とは一方通行の教えではなく、体験の設計だ」と実感できる構成になっている。
13. E-Learning and the Science of Instruction(Wiley, 英語)
ガニエ理論をデジタル教育に展開した決定版。 マルチメディア学習理論で有名なルース・クラークとリチャード・メイヤーが、ガニエの教授設計をベースにオンライン学習の科学的ガイドラインを提示。 図解・実験データ・比較検証が豊富で、「クリック教材をどう設計すれば学習効果が高まるか」が明快に示されている。 ID理論と認知心理の橋渡しとして、世界中のeラーニング制作者が参照している。
刺さる読者像:教育系スタートアップ、eラーニング開発者、研修DX担当。 おすすめポイント:理論が“デジタル教材の設計指針”になる。 データと心理の両面から裏付けられた設計法に納得感を得られる。
14. Instructional Design: The ADDIE Approach(Springer, 英語)
ADDIEモデル(分析・設計・開発・実施・評価)を中心に、教授設計を体系的に説明する専門書。 ガニエ理論を「プロセスモデル」として拡張し、教育開発のフレームワークとして実務的に再構成している。 特に、形成的評価と総括的評価の扱いが丁寧で、教育の“成果”をどのように測定・改善するかが明確になる。 教育心理・評価研究・eラーニング実装を統合的に捉える上級者向けテキスト。
刺さる読者像:大学FD・教育評価担当、教育データ分析者、専門職大学院学生。 おすすめポイント:設計が“PDCA”ではなく“学習者体験の循環”として理解できる。 授業改善を「試行錯誤」から「設計工学」へ変える一冊。
15. Trends and Issues in Instructional Design and Technology(Pearson, 英語)
ガニエ理論を継承しつつ、現代の教育テクノロジーの最前線を俯瞰したテキスト。 教育工学・メディア教育・AI教育・オンラインラーニングなど、現在の学習デザインを支える潮流を体系的にまとめている。 教育心理学の理論を「現代のテクノロジー文脈」でどう活かすかを考える上で必携の一冊。 ID研究者・教育デザイナー・政策担当者にとって、まさに“次世代の学びを設計するための羅針盤”だ。
刺さる読者像:教育工学研究者、EdTech企業関係者、教育政策立案者。 おすすめポイント:理論が“未来の教育”へと拡張していく。 ガニエ理論がいまも進化し続けていることを実感できる。
関連グッズ・サービス
教授設計を実践に落とし込むには、学びを支えるデジタル環境も整える必要がある。 ここでは、読書から実践までを支援するツールを紹介する。
- Kindle Unlimited:教育工学・学習科学の洋書・邦書が多数読める。『インストラクショナルデザインの道具箱101』など実用書も対象。
- Audible:英語原典をリスニングで学ぶのに最適。『Principles of Instructional Design』なども聴書可能。
- :学習ノートや授業設計メモを手書きで整理できる電子端末。タキソノミー階層を可視化して整理しやすい。
- Miro/Jamboard:九教授事象のフローチャートをビジュアル化するツール。オンライン授業やチーム研修設計にも有効。
まとめ:今のあなたに合う一冊
ガニエ心理学の本は、学習理論を「実践設計」に変えるための指針だ。 九教授事象は、授業・研修・自己学習すべてに応用できる汎用フレーム。 学びを偶然ではなく“設計”で起こすという考え方が、教育を根本から変えてくれる。
- 理論から理解したいなら:『インストラクショナルデザインの原理』
- 現場で使いたいなら:『教授設計マニュアル Ver.2』『道具箱101』
- 英語原典で深めたいなら:『Principles of Instructional Design』『Conditions of Learning』
- テクノロジー活用を学びたいなら:『E-Learning and the Science of Instruction』
- 未来志向で考えたいなら:『Trends and Issues in Instructional Design and Technology』
教育を「伝達」から「設計」へ変える――それが、ガニエが遺した最も実践的なメッセージだ。
よくある質問(FAQ)
Q: ガニエ心理学とは何ですか?
A: ロバート・M・ガニエが提唱した教授設計理論で、「学習の条件」と「九教授事象」を中心とする。学習のプロセスを段階的に設計し、成果を最大化する方法論として教育現場や企業研修で広く活用されている。
Q: 九教授事象とは?
A: 注意喚起・目的提示・既有知識の想起・新情報の提示・ガイド提供・練習・フィードバック・評価・転移促進の九段階。学習者の心理プロセスに対応して設計されている。
Q: ブルーム理論との違いは?
A: ブルームは「教育目標の分類(タキソノミー)」によって“何を学ぶか”を定義し、ガニエは“どう学ばせるか”を設計した。両者は補完関係にあり、組み合わせると授業設計がより精緻になる。
Q: 教授設計は学校以外でも使える?
A: はい。企業研修・オンライン講座・人材育成・医療教育など、あらゆる“学び”の場で活用できる。最近ではAI教育やラーニングアナリティクス分野でも再注目されている。
ガニエ理論の現代的意義
ガニエ心理学は、AI・オンライン教育・リスキリングの時代に再評価されている。 なぜなら、知識伝達ではなく「学びの設計」が求められる今、ガニエの九教授事象がそのまま“デジタル教育の設計図”になるからだ。
ブルームのタキソノミーが“学習目標”を体系化したのに対し、ガニエは“学習過程”を設計可能にした。 そのため、現代のLMS(Learning Management System)やAI教育システムの多くは、ガニエの理論を基盤に作られている。 教育現場・企業・スタートアップいずれの領域でも、「学習をデザインする力」を得たい人にとって、ガニエ心理学は今も最前線の理論である。
関連リンク:教授設計の理論を学ぶ
- ブルーム心理学おすすめ本【教育目標のタキソノミーと授業設計】
- ヴィゴツキー心理学おすすめ本【発達と社会的学習】
- ピアジェ心理学おすすめ本【認知発達の科学】
- バウムリンド心理学おすすめ本【養育スタイルの理論】
- 教育心理学おすすめ本【学びを科学する】
ブルームが“教育目標”を、ガニエが“教授設計”を体系化した。 この2つを理解すれば、教育を「感覚」ではなく「科学」として再構築できる。 学びをデザインする人にとって、ガニエ心理学は理論の中心に位置する。















