日常
一昔前までは漫画でもドラマでも、独身女性を主人公にした物語では仕事は結婚をするまでの繋ぎのような扱いをされるのが当然でした。しかし昨今では女性が結婚後も仕事を続けることが増え、独身女性が一生ものの技術を身に付ける姿が物語の中で描かれること…
自分では経験できない人生を送ってみたい。そんな願望は誰もが少なからず持っているのではないでしょうか。読んでいく内に感情移入して、違う人物になっていく錯覚に囚われる本を三冊紹介します。 『死ねばいいのに』 文庫版 死ねばいいのに (講談社文庫) 著…
日常の中に潜む幸福というものに触れることが真の幸福なのかもしれません。 そういうことに気づかせてくれる、おすすめ本をご紹介します。 『街道をゆく』 街道をゆく 1 湖西のみち、甲州街道、長州路ほか (朝日文庫) 著・司馬遼太郎 週刊朝日で1971年から19…
私が今回紹介するおすすめの本は-『もうちょっと「雑」に生きてみないか』新講社-です。 本屋に立ち寄った時に偶然目にして気になったので手に取ってみました。まじめにまっすぐに生きることが大切だと思っていたので、タイトルにショックをうけて思わず購…
『いのちのバトン』 いのちのバトン (講談社文庫) 志村季世恵 こんな職業が本当にあるのだろうか?と読んだ人は疑問に思うでしょう。著者は6歳から18才までの4児の母なのですが、仕事として生と死の両方のカウンセラーをやっています。バースセラピーをやっ…
個人的には新本格ミステリーが好きなのですが、あまり理屈っぽいモノ、長い謎解きは得意ではないといった人、特に10代にオススメのライトミステリーを紹介します。 勿論大学生や社会人の人も気軽に楽しめる小説と言えます。 「春期限定いちごタルト事件」 春…
風邪などで体調が優れないとき、なんとなく心細くなりませんか?体は疲れているのに寝すぎて眠れない、そんな日にぴったりな心地よい眠りに導いてくれる本を紹介いたします。 夜なかなか寝付けないという方にもベッドサイドに一冊いかがですか? 「頭のうち…
もともと小食で、人気のお店にも並ぶのがイヤだし、味覚に自信がないし、そんなに食にこだわりのない私ですが、これを読むと食欲がでる!という本を紹介いたします。 食にまつわるエピソードや思い入れは個人個人によって違うもの。だからこそ面白いと思うそ…
知識が身につくのと同時に、その知識が絡む謎解きを楽しめる本。 『ビブリア古書堂の事件手帖』 ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫) なんと言っても筆頭は『ビブリア古書堂の事件手帖』古書店員経験のある三上延…
長い間親しまれている絵本は、絵が可愛いだけではなくストーリーにも深い味わいがあります。ここでは、大人も気づきがある人気の絵本を3冊ご紹介いたします。 ぐるんぱのようちえん ぐるんぱのようちえん 西内ミナミ作/堀内誠一絵「ぐるんぱのようちえん」…
時と共に時代は移り変わり、そこに生きる人間の価値観や生活も同じように変化していきます。殆どの人が迷いなく「結婚」をしていた時代はとうに終わり、最近ではあえて「結婚しない」という選択肢も認められ始めたように感じます。そんな時代に生きながら、…
当たり前のように過ぎるいつもの日常は、永遠に続くわけではありません。 そんな、慌ただしい日々の中ではついつい忘れがちな事を、少しだけ立ち止まって見つめることが出来る写真集を三冊ご紹介します。いつも変わらずに自分のそばにいてくれる大切な人と一…
一人暮らしを始めると部屋は汚くなりがちです。 誰も注意する人もいなくなり、掃除してくれている人もいなくなります。散らかり放題の部屋。ちょっと綺麗にしてもすぐに汚くなってしまう。それはなぜか?それは気持ちの問題でもあるのです。部屋を綺麗にした…
大学生や社会人におすすめする本として、角田光代さんの本をおすすめしたいと思います。 読んだことない方でも「八日目の蝉」は映画化して受賞も取りましたので、名前は知っている方も多いと思います。 「八日目の蝉」 八日目の蝉 (中公文庫) 数ある中でも「…
今回は本屋で働いている私が選ぶ、おすすめ本を紹介します。 「本当の自分」とはなんだろう、と悩んでいる方に特に読んでいただきたいです。 『向かい風に髪なびかせて』 向かい風に髪なびかせて 河合二湖 可愛いという言葉を意識するようになったのは一体い…
エッセイというと、小説など創作ものと違い、作者その人の私生活や考えがそのまま書かれていて面白いですね。 ミステリー作家として有名な方が、意外とフランクな性格だったり、生活のにおいが感じられて身近になったり。そんなエッセイの中からオススメの3…
ここでは「奥田英朗」という作家の本をオススメさせていただきます。 小説といえば、「面白いストーリー」や「現実にはあり得ない話」を期待してしまう方はたくさんいらっしゃるかと思います。 しかし、奥田英朗の小説は基本的に「日常」が描かれています。 …
部屋を綺麗したい、だが中々片付けられない。 「仕事が忙しいから」、「休日も予定あるし」とだらだら伸ばして、結局先送り。ネット通販で届いたダンボールが溜まっていく毎日。。 そんな経験あるかと思います。 私も昔はそうでした。 そんな方に、私が参考…
『ログ・ホライズン1』 ログ・ホライズン (1) 異世界のはじまり 橙乃ままれ 多人数参加型オンライン RPG の世界で生きることになったら、という過程でこの物語は始まります。オンライン小説では定番な異世界転生ものではありますけども、アバターとしてゲー…
「あの人は普通じゃない」「そのぐらい言わなくてもわかる」「常識的に考えて〜」そんな言葉を誰かに対して言ったことはありませんか?実はこれ、モラルハラスメントという立派な嫌がらせ行為の一つ。普通や常識というのは、実は人によって環境によって異な…
読むほどに、当たり前の日常を楽しみたくなる本があります。ジャンルはノンフィクションのエッセイ。著者が、日々の記録をまとめた本です。世の中にはこのジャンルの本はたくさんあります。その中で、自分もこんな暮らしをしたいなあと思った本を4冊紹介し…