児童書
増井光子が関わった本を読みたいとき、入口になるのは「写真の強さ」だ。作品一覧をたどると、動物の体や子育て、そして人と動物の距離まで、同じ線でつながって見えてくる。ここでは新品購入できる版だけを集め、ページの手触りごと確かめるように紹介する…
土家由岐雄の本を探しているなら、まずは代表作『かわいそうなぞう』を起点にすると迷いが減る。戦争の記憶を子どもの言葉に落とし込みながら、悲しみだけで終わらせず、読む側の生活へ静かに戻してくる作家だ。版の違いで読み心地が大きく変わるので、手に…
古田足日の物語は、子どもを「かわいい存在」に閉じ込めず、群れて遊び、怖がり、踏ん張り、仲直りする生身の時間として描く。代表作から入りたい人にも、作品一覧を眺めて迷っている人にも、読み終えたあと日常の景色が少し変わる7冊を集めた。 古田足日と…
自然や環境、災害や地域の現場を「子どもが読める言葉」にほどいてくれる書き手が国松俊英だ。図鑑やノンフィクション、人物伝、そしてこわい話まで振れ幅が大きい。ここでは作品一覧の入口として、読み心地の違う本をまとめて紹介する。気分と目的に合うお…
吉野源三郎のおすすめ本を探すと、まず代表作『君たちはどう生きるか』に行き当たる。けれど実は、同じ物語でも版ごとに読み心地が変わり、さらに「編集者としての吉野」に触れる本まで手を伸ばすと、言葉が現実へ降りてくる感触が増す。 吉野源三郎とは お…
だるまちゃんの朗らかさに触れたい人も、からす一家の手仕事に憧れる人も、かこさとしの絵本は「遊び」と「暮らし」を同じ机に並べてくれる。代表作から入り、作品一覧として眺め直すと、子どもが世界を信じ直す瞬間が何度も見えてくる。 かこさとし(加古里…
佐藤さとるの物語には、見落としてきた小さな気配が息を吹き返す瞬間がある。代表作のコロボックルはもちろん、幼年童話や絵本にも、やさしさと冒険心が同じ温度で流れている。子どもに手渡すために、大人が自分のために。どちらの読み方でも、日常の景色が…
舟崎克彦の本は、笑いながら読み進めた先で、ふと胸の奥が静かになる。代表作の「ぽっぺん先生」から絵本、神話の語り直しまで、子どもの時間を信じる筆致が一貫している。 舟崎克彦という書き手の輪郭 おすすめ本10選 1. ぽっぺん先生の日曜日(岩波少年文…
緑川聖司の本を選ぶなら、まず「図書館の謎」「お寺の相談」「町の七不思議」のどこに子どもが入りやすいかを見るといい。こわい話が好きな子にも、ミステリーを初めて読む子にも、親子で一章ずつ進めたい家庭にも、入口が分かれる作家だ。 読む目的別の入り…
野中柊の本は、猫の児童書からニューヨーク生活を描く小説、街と食べもののエッセイまで幅が広い。子どもと読む一冊を探している人も、大人の暮らしに戻れる物語を探している人も、まずは「今の気分」に近い入口から選ぶといい。 本屋、海辺の街、紙ひこうき…
梨木香歩の物語には、派手な事件よりも「暮らしの奥で静かに起きていること」がある。代表作『西の魔女が死んだ』のやさしさから、庭や森や旅の気配が濃くなる長編、思索の息づく随筆まで。作品一覧を眺めて迷う時間そのものが、すでに読書の入口になる。今…
泣ける絵本を探すなら、ただ涙を誘う話よりも、読み終えたあとに親子の会話が少し変わる本を選びたい。この記事では、読み聞かせにも、大人がひとりで読み返す時間にも向く名作を10冊紹介する。 読む目的別の入り口 泣ける絵本は、涙よりも「言えなかった気…
サーカスの本を探すなら、華やかなショーだけでなく、その裏にある孤独、訓練、幻想、恐怖まで読める作品を選びたい。この記事では、小説、児童文学、ホラー、文化史まで横断して、サーカスという世界を違う角度から味わえる7冊を紹介する。 読む目的別の入…
大人になると、いつのまにか心の奥で眠ってしまった“子供心”に気づく瞬間がある。あのころ感じていた、理由もなく胸が熱くなるようなワクワクや、世界がきらめいて見えた感覚。忙しさに押し流されて、そんな気持ちをどこかに置いてきたまま歩いてきた人にこ…
植物の絵本を選ぶなら、たねの成長、花の気配、木の時間、外で観察する楽しさが伝わる本から入るといい。この記事では、植物のしくみを知る科学絵本と、季節や暮らしの中で植物を感じる物語を10冊に整理した。読んだあと、散歩道の草や公園のどんぐりが少し…
食べ物の絵本は、子どもにとっていちばん身近な世界への入口だ。果物、野菜、パン、ごはん、お弁当。毎日の食卓にあるものが絵本になると、「食べる」が少し楽しくなり、言葉や観察の時間にも変わっていく。 0〜2歳には色や形がはっきりした本を、3〜5歳には…
兄弟・姉妹の本を選ぶなら、「仲良し」だけでなく、やきもち、寂しさ、あこがれ、守りたい気持ちまで描いた本がいい。この記事では、幼児の読み聞かせから小学生の読書まで、きょうだいの距離が少しやわらかく見える絵本と児童文学を紹介する。 読む目的別の…
『ズッコケ三人組』を今から読むなら、人気巻だけを追うより、「最初の代表作」「冒険」「不思議」「大人の再読」「卒業」の順にたどると面白さが見えやすい。ハチベエ、モーちゃん、ハカセの失敗とひらめきは、子どもには冒険として、大人には昔の自分を思…
子どもに「大好き」を伝えたいとき、絵本は言葉を押しつけずに気持ちを渡してくれる。愛情表現、誕生、別れ、存在肯定まで、親子で読める名作を中心に選んだ。読み終えたあと、いつもの「おやすみ」や「いってらっしゃい」が少しやわらかくなるはずだ。 読む…
気持ちが沈むとき、誰かと話すよりも、静かな文章のリズムに救われることがある。なかでも、思わず笑ってしまう本には、不思議と落ちた心をふっと浮かせてくれる力がある。動画のように速く刺激が飛び込んでくるわけではなく、文字がゆっくりと笑いを運んで…
願いが叶う物語を読みたいとき、本当に知りたいのは「奇跡が起きる話」だけではないはずだ。叶わない願い、叶った後に残る迷い、誰かを守るための祈りまで含めて読むと、物語は自分の心を映す鏡になる。 ここでは、小説、ファンタジー、児童文学、物語形式の…
大人が読んでも面白い児童書を探しているなら、懐かしさだけで選ぶより、「いまの自分の疲れや迷いに何を返してくれるか」で選ぶといい。この記事では、時間、成長、逆境、自由、友情、料理、日常の魔法まで、大人になった今だから深く響く名作を10冊に絞っ…
鳥がでてくる絵本・児童書 自由に空を羽ばたける鳥は子どもたちの憧れ。空高く、いろんな世界を行き来する鳥の姿は絵本や児童書でもよく描かれています。 今回は、可愛らしくて身近な憧れの存在の鳥をモチーフにした作品を紹介いたします。鳥が大好きなお子…
子供の憧れの職業の中には決まって、パイロットとか電車の運転手さんなど、乗り物を操縦してみたいという夢がありますね。そんなメジャーな乗り物の他にも、いろいろな興味深い乗り物をご紹介しましょう。 『車のいろは空のいろ白いぼうし』 車のいろは空の…
誰でも幼いときに、親の無理解に苦しみ、私は本当はこの家の子じゃないんだとか、本当のおとうさん、おかあさんはどこにいるの?なんて妄想に陥りときには家出を実行してしまった方もいるかもしれません。そんな悩みを持っている子供にオススメな本を紹介し…
大人になってからは、寂しさや孤独を紛らわす手段を学んだせいか、子どものころのほうが、孤独ときちんと向き合えていたような気がします。そして、その孤独の質も透きとおった美しさがあった気がします。無力でどうしようもなく周りに振り回される子どもだ…
児童文学作家のはやみねかおるさんは、昔学校の先生をされていたそうです。子供の本嫌いをなくすために、自分で面白いおはなしを作り始めたのが創作活動のはじまりとのこと。子どものころ夢中になって読んだ記憶があるという方が多いのではないでしょうか?…
ここではないどこかへの旅立ち。日常からのふと飛びたってどこかに行きたいと思う大人の方、退屈な毎日を捨てて不思議な冒険にでたいと願う子どもたちにおすすめの児童書を紹介いたします。大人の小説とは違い、人間同士の妙なしがらみがないので頭をクリア…
こどもの日に読む本は、強くて立派な子どもを描いた本でなくてもいい。走り出す、食べる、いやがる、笑う、怖がる、また進む。そんな元気な子どもの姿がある絵本や児童書は、読み聞かせの時間を少し明るくしてくれる。 読む目的別の入り口 こどもの日に読む…
小学生への本のプレゼントは、年齢だけで選ぶと少し外れやすい。小学3〜6年生は、やさしい物語に安心する子もいれば、長い物語へ一気に進みたくなる子もいるからだ。ここでは「かわいい」だけに寄せず、人気シリーズ、成長物語、ファンタジー、骨太な児童文…