どきどき
人は、ともすると現在の状態だけで、他人を評価しがちの部分があります。その人が、これまでどんなことを経験して今に至ったか、そういうことを想像せずに済ますことがあるものです。自分の人生だけでは想像力が足りない、そう思ったときにオススメの本をご…
子供が持つ未知なるものへの興味というのは果てしないものです。それは時にはファンタジー小説的なものに向いたり、あるいは冒険物に興味が向いたりします。でも人間とは不思議なもので根源的な恐怖にも多大な感心を持つのです。そんな“おばけ”話の中でも読…
小学生も高学年になってくると親から進められた推薦図書などの枠を破って自分から好きな分野の本を読み漁るようになります。なかには怪談物に興味を持つ子もいるでしょう。そんな人におすすめの本を3冊紹介します。 『まよわずいらっしゃい 七つの怪談』 ま…
男女問わず、子どもは動物や恐竜が大大大好き。しかし、教育番組やDVDを観るだけでは、なかなかその迫力は十分には伝わってこないはずです。そんな時におすすめしたいのが、それらを「原寸大」で載せることにこだわった本です。 家にいながらにして本当の大…
山羊座の性格、特徴 真面目な家庭人、責任感があり正直で堅実というイメージの山羊座さん。自己をしっかり持った現実主義者で、用心深く、危険を察知する能力にたけています。何かアクシデントが起こった時も冷静沈着にスマートに問題を解決することができる…
日が沈んだあとにまったりと読みたい怪談話を用意いたしました。 どの話も短編で短いので読みやすいです。 ホラー好きの方、民俗学に興味がある方に手にとっていただきたい本です。背筋がぞっと凍るような静かな物語をご堪能ください。 真夏でなくても、修学…
生きていることは一瞬一瞬が過去になっていくこと。ついさっきのことも記憶することから生命は繋がっていきます。温かな記憶も悲しい記憶も、何でもない日常のふとした出来事も、自分を形成する大切な一部です。今回は記憶をテーマにした本を紹介いたします…
日本では、感情は表に出さないように躾けられます。確かに激しい感情は他者や自分も傷つけてしまう危険なもの。 殺人者はサイコパス、元気がなければ鬱病と、何でも精神病というカテゴリーで片付けられてしまいがちな現代ですが、その根底は日常の何気ない事…
中世ヨーロッパで誕生した騎士物語。騎士の旅、生活に苦しむ庶民のためにドラゴンや巨人を倒す冒険、美しい貴婦人との恋愛、王となるストーリーは、現代のファンタジーやSF映画、ハリウッド映画にも大きな影響を与えています。ファンタジーやロマンスが大好…
人を好きになるって、どうしてこんなに苦しいんだろう。切ないんだろう。傷つくことが恐いのに、どうしてまた人を好きになってしまうんだろう。一緒にいると嬉しくて、ずっと一緒にいたいと思うのに上手くいかなくて。恋愛真っただ中の方、恋なんてもうしば…
荒れ狂う海、たくましい男たち、宴と冒険。漫画「ワンピース」や映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の人気から海賊ブームが起きています。自由で荒くれ、ロマンある冒険譚と息をのむ迫力を小説でも味わってみませんか?海賊が登場するわくわくする小説を…
ふわふわの毛並み、自由奔放な姿、ちょっとつれない態度と、たまに見せる甘えた仕草。ネコちゃんと暮らしたい方、既に愛猫ちゃんがいらっしゃる方におすすめのネコと暮らすことをテーマにした本を集めました。動画とは違う文章でのネコの魅力、どっぷりハマ…
社会人になると羽目を外すということはしなくなります。たしかに、それこそが大人になるということなのでしょうが、少し寂しいですね。せめて想像の世界でだけでも思いっきり飛び回ってみませんか。 『WATCHMEN ウォッチメン』 WATCHMEN ウォッチメン(ケース…
自分の運命を自分で決められたらいいのに。そんな無理なお願いを神様にした人はいませんか。いったい俺が何をしたというのか、そんな愚痴をこぼした人もいるでしょう。そんな運命に翻弄され、そんな人生をどう捉えたらいいのかということを教えてくれる良書…
人間の欲望にはさまざまなものがあります。その欲というものを全面に出した作品を3冊、ご紹介します。 『女獣心理』 女獣心理 (講談社文芸文庫) 著・野溝七生子美しくも陰りのある女神征矢と美術学校で同窓だった沙子、沙子の婚約車の塁の3人を軸に係る恋情…
最近の若者は…と言っている人は、マスコミに毒された人なのかもしれません。いつの時代のアツい心を持った若人はいるものです。 『マスターキートン』 MASTERキートン 完全版 コミック 全12巻完結セット (ビッグ コミックス〔スペシャル〕) 『マスターキート…
かつてより平均寿命が延び、“人生80年時代”とも言われる現代。40歳という年齢は、ちょうど人生の折り返し地点に位置します。まだまだ若いことは確かですが、徹夜ができなくなった・疲れがとれにくくなった・風邪が治りにくくなった等々…、経年変化を自分の身…
幽霊は怖いけど、本当に怖いのは人間ですね。そう心から思える読み応えのある本を紹介します。どれも人間の真の姿に迫っていて考えさせられる内容ですよ。 『黒と茶の幻想』 [まとめ買い] 黒と茶の幻想 著・恩田陸りえこ、節子、あきひこ、蒔生の学生時代の…
探偵といえばシャーロック・ホームズ、最近で言えば名探偵コナン、金田一耕助が思い浮かびます。でもそんなコテコテの探偵じゃなくても、肩肘張らずに事件を解決してくれる方が親しみが持てますね。そんなちょっと変わった“探偵”が登場するお話を紹介します…
人間、生きていればどんな目に遭うか分かりません。死ぬか生きるかまではいかなくても、とんでもない運命に翻弄されることがあるものです。そんな理不尽な環境に立ち向かい、その環境を変えた人たちが描かれた3冊を紹介します。 『沈まぬ太陽』 沈まぬ太陽 …
推理小説じゃなくても読んでてドキドキする物語というジャンルがあります。一見、そうは見えないかもしれませんがこの3冊をホラー小説というくくりでまとめてみました。 『嵐が丘』 嵐が丘 (新潮文庫) 著・エミリーブロンテヨークシャーの屋敷、嵐が丘を舞…
自分にはそんなドラマみたいな状況は良しにつけ悪しきにつけ起こらないよ。そう高をくくって人生を送っている人はいませんか。ここの小説に出てくる人たちもそう思ってたけどある日突然という感じだったのかもしれませんよ。 『悪人』 悪人(上) (朝日文庫) …
一見、平和に見える家庭にも内情はドロドロしていたという話はよく聞きます。 では、どうドロドロなのでしょうか。 今回は「ドロドロの家庭ドラマ」がテーマ本を紹介します[ 『重力ピエロ』 重力ピエロ (新潮文庫) 著・伊坂幸太郎穏やかで心の優しい父、元モ…
無性にミステリー、推理小説を読み耽りたいっていう夜があります。そう、お腹が減ってもトイレに行きたくても、ページをめくる流れを止めたくないってときが。そんな気分を味わいたいときにオススメの本を3冊紹介します。 『アヒルと鴨のコインロッカー』 …
ミステリーに重要なもの…それは自分がその世界の登場人物になったような気分になれること!?今回はそんな、没入感にフォーカスを当てた極上ミステリーをご紹介します。 切り裂き魔ゴーレム 切り裂き魔ゴーレム まずはこちら『切り裂き魔ゴーレム』。 映画化…
ある日突然、ひょんなことから無人島へ流されてしまったら。自分で望んだ冒険ならいざしらず、不慮のできごとで無人島に漂着してしまったら大変ですよね。しかし、このようなシチュエーションを想像するのはエキサイティングなことで、これまでにも無人島ネ…
皆さんは悪女というとどんなことを思い浮かべますか?菜々緒さん、妖艶な微笑、放縦な欲望、男を破滅させるファム・ファタール(運命の女)、美しくも残酷な魔性の女性たち……。こんな女性は許せないと思う人がいる反面、ちょっぴり憧れてしまうなんて人もい…
怖いものや恐ろしいものには、どこか人を惹きつける魅力があります。小説の世界でもホラー小説や怪奇小説は人気ジャンルの一つで、一大勢力をを築いていますよね。今回はそんな怪奇色の強い小説の中から、文芸というよりは文学に寄ったセレクトで三作品ご紹…
えっ、それってどういうこと?とかもしかして少し変な想像をしてしまうタイトルってありますね。そんな背表紙を見て、気になってしまう本を三冊紹介します。 『本にだって雄と雌があります』 本にだって雄と雌があります (新潮文庫) 著・小田雅久仁舞台は昭…
普通に生きていても何かしら悩みからは自由になれない時代です。そんなときに何か生きる指針のようなものがほしい、そう思ったことはありませんか。こんな人生もあるんだなと自分にあてはめてみることもできる3冊をご紹介します。 『堕落論』 堕落論 (角川…