ほんのむし

読書はみんなのサプリ

役立つアイデア満載。「生活の知恵」がまとめられた、おすすめ本。

ちょっとしたコツや生活の知恵を知ってるのは便利なものですね。
昔で言えば“おばあちゃんの知恵”みたいなものを知っているだけで周囲から重宝がられます。
そんな知っていると一目置かれる、なによりも自分自身が得をする知識をご紹介します。

 

『暮らしのヒント集』

暮らしのヒント集

著・暮らしの手帖編集部
この本は日々の生活で悩んでいることについて469項目もの日々の暮らし方に関する、100字にも至らない小さなヒントが載っている本です。
その選び抜かれた言葉による一つ一つの提案はいい意味での抑制に満ちていて、ある種の詩の性質にも似た様相をたたえています。
時には強い表現が出てきますが、それは今日こそ歯医者に行け!とか、かなり大事なことなのです。そしてどれも小さなことだし、いかにも実践しやすように書いてあります。
こうあるべきという行動を煽るのではなく、日々の行いを肯定しなさいとこの本は語っています。
大きく変えるのではなく、ましにすること、しかし生活の中でふっと体が軽くなる瞬間というのはそのコツコツとした積み重ねが溜まった時ではないでしょうか。
日々のルーチンワークに変化が欲しいと思っている主婦の方に読んでほしい本です。

 

『紅茶で遊ぶ観る考える』

『生活図鑑 生きる力を楽しくみがく』

 

活図鑑―『生きる力』を楽しくみがく (Do!図鑑シリーズ)

著・おちとよこ
叡智の結晶とでも言いたくなるような生活に関するあらゆることを網羅する、密度の濃いそして尊敬すべき一冊です。380ページを超える厚さに対し食・費衣・住の三つに大別されて、150を超える項目が基本的なことからややマニアックなことまでひしめいています。
ご飯を炊くことも、自転車に空気を入れることも、服の破れを繕うことも全ては日常なのです。
しぶしぶこなしているものもあるし、ただ惰性でやり続けていることもありますが、それを言葉とイラストにして再構築することによってこんなに面白いことだったんだと、この本は気づかせてくれる、そういう再発見の本でもあります。
日々の家事が退屈だなと思っている主婦の方にオススメの本ですよ。

 

紅茶で遊ぶ観る考える

著・堀江敏樹
この本はタイトルの通り堀江さんがシンガポール、ニュージーランド、インドなどで体験してきた現地の紅茶に関する習慣や自動販売機などで売られている缶に入った紅茶に対する複雑な心持ち、その他粉から作るインスタントティーや日東紅茶の広告についての興味深い考察などのコラムで成り立っている本です。
読んでいてなるほどと思うのは紅茶の宗主国的な立場である、イギリスでの飲まれ方などについてこうあるべき的な解説をするのではないからでしょう。
シンガポールやニュージーランドという紅茶のイメージからはかけ離れた国での紅茶の飲まれかたや、反対に原産地にあるインドではどうかという地に足のついたとても実際的でざっくばらんな視点から語ってくれているところです。

 

退屈な日常も、要は捉え方しだいで輝いてくるものです。
そんなヒントを書物からいただいたら、とても豊かな気持ちになりますね。

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