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「なぜ戦争するの?起こってしまうの?」と疑問な方へ、おすすめ本3選

『戦艦大和講義』

戦艦大和講義: 私たちにとって太平洋戦争とは何か

一ノ瀬俊也

 この本は現在の若者にも非常に読みやすい構成になっています。『戦艦大和』と『宇宙戦艦ヤマト』、『ゴジラ』『沈黙の艦隊』そして『艦隊これくしょん』の関係性から戦後を読み解く痛快な一冊となっています。
 現在はネットの普及によって若干変わりつつありますが、“戦争に関わる一切のものを否定し、自分を戦争の被害者、あるいは密かな反戦家の立場に仕立てる”ことによって、戦争との絶縁を測る風潮が戦後長い間支配的なのはなぜか?
こうした疑問に明快に答えてくれます 。
 太平洋戦争の最後にもし本土決戦になれば、一億総特攻を覚悟で戦うはずであった日本人が原爆という兵器の前に、全面降伏となり、結果的に生き残った恥を隠蔽することが目的だったと述べています。確かにそういう側面はあるかもしれませんね。本書は社会科学を専攻している大学生におすすめの一冊です。

 
『海賊と呼ばれた男』

 

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

百田尚樹

 この本はなんで戦争が起こるのか?という根本原因にあからさまに突っ込んだ内容の本です。少なくとも近現代の戦争の原因は、ほぼ石油の利権をめぐって起こったのです。
 一見、政治的対立や宗教戦争のように見えるイスラエルと中東諸国の紛争も、イラク戦争も太平洋戦争であってもそうなのです。
 却って、教科書を読むより、はるかにわかりやすいでしょう。なぜ太平洋戦争が起こったのかもということも分かります。本書はその石油を武器に変えて世界と戦った男がいた事実を描いています。出光興産の創業者出光佐三です。百田氏の傑作『永遠のゼロ』と共に是非合わせて読んでみてほしい一冊です。新社会人のみなさん、先輩たちはことの本を読んでいることでしょうから話題作りにも是非読んでおいてほしいです。


『オールドテロリスト』

オールド・テロリスト (文春文庫)

村上龍

 著名な作家、村上龍氏の戦争を題材にした小説。この設定はなるほど、ありえるなと思う物語です。彼の著作『愛と幻想のファシズム』『希望の国のエクソダス』の流れを引き継ぎ、奇想天外の話をリアリティを結びつけています。
 社会全体に蔓延した怒りを集約した集団が、もし原発をターゲットにしたらという、なんとも怖いけれども絶対にはありえないともいえない設定で想像力が膨らみます。

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