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哲学を勉強したい社会人にオススメ本3選

幸か不幸か哲学に興味を持ってしまった、哲学したい大学生や社会人にオススメの3冊です。自分とは一体なんなのか?人間とはなんなのか?その模索の入り口にたってしまった方へおくります。

 

哲学の教科書

 

哲学の教科書 (講談社学術文庫)

中島義道 

常識に対する徹底的な懐疑から哲学は始まります。
東から太陽が上って西に沈むのは、全くの常識だと思っているけれどそれは違うのだと。
考えてみればそれはそのとおりでもし地球に隕石がぶつかってどうにかなれば、そんな常識は吹っ飛んでしまうでしょうし、哲学的には人間は1秒先の未来も予想できないと言われているのも、ある程度説得力があるように感じました。とにかく全てを疑い自分自身すらも疑う。
「この首から下の生物は何だ。足が生えていて手が目の前で動いていて」
というように自分自身の存在さえも疑うのです。鏡を見ればいいじゃないかという意見にも鏡は正確には自分の姿を映しているわけではないので、それも本当かどうかもわからない。
今まで常識だとおもっていたことがひっくりかえります。

 

哲学入門

哲学入門 (ちくま学芸文庫)

バートランド・ラッセル 

ノーベル賞授賞者、ラッセルの書いた哲学入門。
同じテーブルでも色合いや形は見る方向や見る人によっては様々であり、非常に多くの可能性に取り囲まれていて、もはやそうまでなるとテーブルも存在しないのではないかという疑いも生じるという問い。
この問いをたてることで世界に対する興味をかきたて、ありふれたものの裏側に興味とおどろきを示す事ができるし、一般的な哲学のイメージである哲学が人生の善を追求しているかというのは誤解であり、哲学の価値とは各々の人生に向けられたものとだとラッセルはいいます。
とっつきにくい面もありますが、丹念にゆっくりと読んでいける本だとおもいます。

 

論理哲学論考

論理哲学論考 (岩波文庫)

ウィトゲンシュタイン 

哲学といえばウィトゲンシュタインの名前を挙げる方も多いかもしれません。その代表作である論理哲学論考。比較的薄い本ですが難解です。さっぱりわからない。それでもいいのかもしれません。世の中には日本語で書かれているけれど、言っていることがわからない本がある。しかもこんなに薄い本なのに。ということを知っただけでも良いかと思います。1度読んでわからなくても、次に目を通したときにわかるかもしれない。そんな楽しみ方でもいいのではないでしょうか。
ウィトゲンシュタイン曰く、「この世の中にあるものには全て名前がついており、自分自身の言葉の限界が自分の世界の限界であり、自分自身の言葉は自分の経験が形作るから他人とは共有できない、だから全ての命題は意味がない」
そして「語りえないものについては沈黙しなければならない。」という有名なフレーズが産まれています。

 

最後に

哲学というのは誰でも通るものだとおもうのです。自分がどこからきたのか、何のために生きているのか、そして生きる意味とは。結局おおくの哲学本はこの問いには答えてはくれません。
それはなぜか。そう考えることこそが重要なことであり、答えは個人個人によって違うからではないでしょうか。いずれにせよ読んでみる価値はあります。

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