『ろけっとこざる』
H・A・レイ
子育てをしていたとき、周囲とコミュニケーションが取れにくかった息子が、自分と主人公の子猿のジョージを同一視するかのように何度も読んでとせがんだ本です。
『ろけっとこざる』では一緒に住んでいる黄色い帽子のおじさんの留守中に、主人公の子猿がインクを床にこぼしてしまい、洗い流そうとして家中を水浸しにする事件から始まります。水をかき出すためのポンプを運ぼうとして、間違って農家の豚を一匹残らずに逃してしまったり、農夫に追いかけられて、飛び乗った車が町の博物館に着くと、そこに迷い込んでダイナザウルスの展示物を壊してしまったりと、もうメチャクチャ。
これは普段はイタズラ心を起こしてもすぐに親に止められてしまう子供たちの、本当はやってみたい無邪気ないたずらを、ジョージは本の中でどんどん実行してくれます。ひとまねこざるは時に子供自身であり、子供の願望であり、あるいは社会人の願望でもあるのでしょう。大学生にもおすすめの本ですよ。
『バーバパパのいえさがし』
A・チゾン/T・テイラー
大人にとっては環境問題を考えさせる逸品です。バーバパパファミリーは体の形を自在に変えることができる粘土や、ラバーのような体を持った家族です。お父さんのバーバパパとお母さんのバーバママの他、順番は定かではないですが、バーバモジャ、バーバピカリ、などなど7人の兄弟がいます。
バーバパパとバーバママ以外は淡い色で配色されていて、背景も白いスペースが生かされていますので、子供達のいたずら書きマインドがくすぐられます。この絵本で塗り絵を楽しんだりするとクリエイティビティな心が育まれるかもしれません。そういうわけでこれからこの絵本を子供に与える場合は、2冊買うか、あるいは古本屋でボロボロのでもいいからもう一冊手に入れて、一冊は塗り絵用に思いっきり落書きさせてみるという方法をお勧めします。
『ずーっと ずっと だいすきだよ』
ハンス・ウィルヘルム
大人が読んでいても泣いてしまって最後の一ページは読むに読めなくなってしまった本です。主人公の僕と犬のエルフは生まれた時から一緒に大きくなっています。もちろんエルフの方がずっと早く大きくなったのだけれど、そしていつしか僕は少年になりエルフは年寄りになっていっています。老いていくエルフとともに僕は暮らしています。
階段を登れなくなるとかついで僕の部屋に上がります。そして寝る前には必ずエルフずっと大好きだよって言ってやります。犬好きにはたまらない一冊であることは言うまでもありませんが、なぜか私は老人との同居や在宅介護の問題と重ね合わせて読んでしまいました。
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