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読書はみんなのサプリ

「時間をもっと有効に使いたい」人におすすめ本

1.『成功術時間の戦略』鎌田浩毅

成功術 時間の戦略 (文春新書 (443))

 著者は仕事中毒から抜けるには技術がいると、意志の力を否定することから始めています。努力して強制的にスイッチオフの状態に持ち込む必要があると説きます。あえてパソコンから自分を遮断し意図的に OFF の状態を作るようにするのです。
  こうしてみてみると仕事の効率化やアウトプットの重要性を強調する人ほどオフの時間の使い方に意識的なことが分かります。仕事で考えていることなどをオフタイムの間に寝かせて、以後、蓄えた知識や体験と混ぜ合わせ発酵させているのでしょう。
 これは仕事に限らず考えが煮詰まっているときにもオススメですよ。

 
2.『人生の質を高める時間術』野村正樹

人生の質を高める時間術 (生活人新書)

 最近では仕事がパソコン一つでできるようになってからというもの、仕事のプライベートへの侵食が激しくなっています。「どこでも仕事ができる」が、いつのまにか「どこでも仕事をしなければならない」に変化してきています。
 こういう強迫的な関係を、著者は元会社員という立場から時間の防波堤という考え方で、プライベートの時間を守る方法を紹介しています。仕事中にも自由になる時間はあると言います。
 それは休み時間、仕事中の移動、出張中の移動です。特に出張などの長距離移動の時間に、パソコンで仕事をするのは会社に時間をプレゼントしているようなものだと断言しています。
 本来出張中の時間は社員が自由に運用できる個人の時間資産で、それを仕事に転用するのはみすみす自己資産を放棄していることになる、というくだりは「なるほどね」と納得させられます。社会人になると会社に人生を奉仕している状態にとかくなりがちですが、これは常に意識していないと、いつの間にか流されてしまいますね。

 

 著者が強調するのはいつか時間ができたらやろうと思っている限り、その“いつか”は永遠にやってきません。好きなことを仕事にしているプロ野球の世界でさえ、シーズンが始まる前にはキャンプを張って強制的に練習せざるを得ない環境を整える。
 このように自己管理があてにならないことを紹介しています。頼りにしたほうがいいのは自分の意思なんかではなくて環境であるという主張にはかなり納得できる大学生のもいるのではないでしょうか。時間がありすぎるということは却って何も生み出さないという結果に繋がりますよ。

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