ほんのむし

読書はみんなのサプリ

人生の先輩が若者に向けてアドバイスする本

とかく上の世代は後輩に高説を垂れたがるものです。
そういう言葉を聞かされても、それは理想で、確かにそのとおりやれば立派なオトナになるでしょうねと。
真面目に聞く気にさえならないものばかりですね。
でも、そうじゃない、へーって思うようなアドバイスをくれる先輩もいるのですよ。

 

『10代にしておきたい17のこと』

10代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

著・本田健
著者の実体験をもとに可能性に満ちた10代を何となく生きないための17の教訓が掲載されています。
何も考えないとこうなるというサンプルや頑張ればなんとかなるというのは大人の世界では通用しないなど10代がドキッとするようなことも書かれています。
可能性と現実の厳しさの両方がわかる本です。学校で学んだ80%は役に立たない、友達の多くはあなたの幸せを本当は願っていないなど、薄々感じていたことをズバッと言ってくれてスッキリする本です。
このままでいいのかと迷っている中高生にぜひ読んでほしい本です。

 

『不道徳教育講座』

不道徳教育講座 (角川文庫)

著・三島由紀夫
教師を内心バカにすべし、友人を裏切るべし、弱いものをいじめるべし、人の振り見て我が振り直すな、死後に悪口を言うべしなど世の良識人たちの度肝を抜く不道徳を推奨するかたやぶりでユーモラスなエッセイ集。
三島氏は毒を持っているが、言っていることがすごくしっくりきて、さらに太宰を皮肉っているのが面白いです。
最初はえっと驚きますが、読んでいくうちに納得できる本です。反抗期を自認している中学生に読んでほしい本です。

 

『爆笑中学の時イケてなかった体験談200連発』

爆笑!中学のときイケてなかった体験談200連発

著・鉄人社
キムタクに憧れロン毛にしたら平安貴族に、友人宅のチワワとお菓子を取り合い噛まれて涙、など恥ずかしいけど誰かに言いたくなる中学時代のとっておきの恥ずかしい話の数々を大公開しています。
今だから笑える愛すべき黒歴史集です。
この本を読むと、こんな馬鹿なことをやっていたのは自分だけであろうと、今までした隠してきたことが他にもやってる人がいるとわかって安心します。

 

どこから見ても正しいことを言う人よりも
本当のところ人生ってこうなんだよと、裏技的なことを教えてくれる人の方が信用できますね。

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