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リハビリ職を志す学生におすすめの本三選

事故や怪我で長期間入院を余儀なくされた方、脳や血管の病気で自分の手足を思うように動かすことが難しくなった方…老若男女の、実に様々な患者様にとって必要となるのがリハビリテーションです。そんなリハビリテーションの仕事を志す学生さんにぜひ読んでいただきたい本を三冊ご紹介します。
既にリハビリ学校に通われている方はもちろん、今後の進学・進路にリハビリテーション職を検討している方や、看護師・薬剤師などのコ・メディカル職をめざす方にも、ぜひ読んでいただきたいです。

 

「壊れた脳 生存する知」

壊れた脳 生存する知 (角川ソフィア文庫)

一冊目は「壊れた脳 生存する知」(山田規畝子 著)。
医師として働く著者が脳出血に倒れた時、自分自身に現れた“高次脳機能障害”の症状が主観的にどのようなものだったかを、正確な知識をもって綴った記録です。
リハビリ学生がまず、教科書で覚える“高次脳機能障害”。それが実際にどのようなものであるかを想像するのは、なかなか難しいことです。しかしこちらの本を読むことで、いくつもの症状をより現実に近く捉えられ、患者様の目から見えている世界を想像しやすくなることは間違いありません。リハビリ学生ならば誰もが一度は読んでおきたい名著です。

 

「ぼくらはみんな生きている-18歳ですべての記憶を失くした青年の手記」

ぼくらはみんな生きている―18歳ですべての記憶を失くした青年の手記

二冊目は「ぼくらはみんな生きている-18歳ですべての記憶を失くした青年の手記」(坪倉優介 著)。
18歳でスクーター事故に遭い、頭部に外傷を負ったことが原因で記憶障害を発症した著者が、困難の末に日常生活を取り戻していく過程を綴った本です。
当時は“記憶喪失”というあいまいな呼び方をされていた症状の記述の中に、【注意障害】【遂行機能障害】【地誌的障害】等の“高次脳機能障害”の症状を、あなたはいくつ見つけることができるでしょうか? この本が書かれた当時と比べ、“高次脳機能障害”に対する社会支援制度が整備されつつある現在ならば、著者に対してどのような訓練や支援を提案できるでしょうか?ディベートの題材としてもおすすめの一冊です。

 

「筋骨格系のキネシオロジー カラー版」

筋骨格系のキネシオロジー―カラー版

三冊目は「筋骨格系のキネシオロジー カラー版」(Donald A.Neumann 著、嶋田智明・有馬慶美 翻訳)。
運動学で学ぶ『動作分析』。得意だという方はさておき、苦手な方にぜひお勧めしたいのがこちらの一冊です。カラーイラストが豊富で見やすいだけではなく、解剖学・運動学両方の知識を連動させながら覚えることができます。テスト勉強にはもちろん、臨床実習のレポート作成にも役立つことは間違いありません。手元において興味のあるところから読破していくと、どんどん『動作分析』への苦手意識も減っていくかもしれませんよ。ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

以上が、私がおすすめする「リハビリ職を志す学生におすすめの本三選」です。どの本も臨床現場で生かすことのできる知識が詰まっています。ぜひ一度は手に取り、知識を深め、自己研鑽の一助にして頂けたら幸いです。

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