今日本は上野動物園のシャンシャンなど、空前のパンダブームとなっていますよね。パンダの可愛らしい姿は、現代社会で仕事に疲れた、社会人の心を癒してくれます。
でも、パンダのことって実はよく知らないですよね。今回は癒されたい社会人の方や、もっとパンダを知りたい方にオススメのパンダ本を紹介します。
「パンダ通」
最強のパンダファン、黒柳徹子のパンダ愛が炸裂!
まずオススメする本は、黒柳徹子と動物写真家、岩合光昭の共著「パンダ通」です。
黒柳氏のエッセイと岩合氏の撮影した写真、両者の対談とバラエティに富んだ一冊です。
巻頭カラーの岩合氏の撮った中国の子パンダの可愛らしさに癒されます。
ですが、メインは何といっても黒柳氏のコラムです。とにかくパンダ愛が凄いです。
パンダファンになった特殊ないきさつや、大昔にパンダは日本に来てたのでは?といった真相を調べ、日本初の贈答パンダが来るのを上野動物園で入り待ちしたりします。筋金入りのパンダファンっぷりに脱帽です。
知らなかったパンダトリビアも盛りだくさんで、ボリューム満点なパンダエッセイです。
「パンダ」
動物写真家、岩合光昭のパンダに対する優しさを感じる一冊
こちらは2007年に発行された岩合氏撮影のパンダ写真集です。現在は文庫版となって発売されています。可愛くもやんちゃな子パンダ達が沢山掲載されていて、思わず笑みがこぼれます。
岩合氏は世界で初めて野生のパンダ親子の撮影に成功しています。なんと、この写真集に載っているのです。
中国四川省の山奥、何ヶ月もかけて撮影に成功されたそうです。
パンダ保護基地で飼育下のパンダたちの写真も、勿論可愛らしいのですが、
野生パンダ親子は明らかに飼育下のパンダと違う雰囲気を持っています。この写真は必見です。
「パンダ ネコをかぶった珍獣 」
パンダ――ネコをかぶった珍獣 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)
飼育員目線の裏話が新鮮すぎる
パンダの飼育員って憧れますよね。上野動物園の飼育員さんが書かれた、パンダの生態の秘密を知ることができる本です。写真やイラストが豊富で、視覚的にも楽しめます。
通常知り得ない、飼育時の面白話やパンダという動物についての解説など、読み応え抜群です。パンダの繁殖がいかに大変かを知ることができます。マスコミの対応にも苦労されたりと、思った以上に濃密な話が満載です。
読了後、飼育員さんお疲れ様ですと思わずつぶやきたくなります。
そして、パンダ博士になれたような気分になります。
飼育員を目指す大学生の方にもオススメです。
さいごに
いかがでしたか?
パンダに癒され、パンダに詳しくなる、そんなパンダ本を紹介しました。
どれも本当に面白いので、是非読んでみてくださいね。