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生きづらさは性別のせい?ジェンダーやLGBTについて改めて考えさせられる本3冊

ジェンダーとは単純な動物学的な性別のことではなく、それによる差を意味し、社会から性別によって求められることや抱かれるイメージのことを指します。女性によるジェンダーについての問題提起は数多く見られますが、これは女性だけの問題ではなく性別を持つ全ての人、つまり全ての人間に当てはまる問題でもあるのです。

では性別とは何なのか、性別によって社会的にどう生き方が変わるのかを考えさせられる本を3冊紹介します。

 

「女子をこじらせて」

女子をこじらせて

雨宮まみ
”こじらせ”という言葉を流行させるきっかけになった本。

思春期に外見にコンプレックスを持ったことから、社会から求められる女性像と自身の乖離に苦しみ、それでも女性としての欲求や自意識と戦いながら向き合っていった著者の半生が赤裸々に綴られています。

性別を”こじらせ”るとは一体どういうことなのか、魂を削るように書かれた文章を通じて考えさせられます。

 

「<40男>はなぜ嫌われるか」

<40男>はなぜ嫌われるか (イースト新書)

田中俊之
”男性学”という学問を専門とする社会学者である著者が40代男性達へ向けて軽い文体で書いた、「いつまでも若い女性の恋愛対象になっていると勘違いするな」等のキツい説教が並ぶ本。

40代男性達が自分自身に抱いているイメージと社会的なイメージのギャップが何故生まれたのか、子供の頃に教え込まれて来た社会と現在の社会のギャップを分析し生きづらさの正体を解明していく本。

 

「オカマだけどOLやってます。」

オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫)

能町みね子
現在は女性で元男性である著者のエッセイ。自身の性別に違和感を覚えるというのが具体的にどういうことなのかがとても理解出来る本。

オネエと呼ばれるTVタレントから抱かれるイメージは当事者の中のごく一部のものでしかないことや、男性として女性と交際していた時期もあるなどの様々な経験談が綴られ、性同一性障害を知ると同時に社会が定義している男女の差の曖昧さもわかる本。

 

さいごに

性別とは生まれた時から選ぶこともなく私達に与えられたものです。たかが性別されど性別、それは誰かや自分自身の生き辛さの原因になっていることも多くあります。

”男らしさ””女らしさ”といった言葉に敏感になっていると感じる方は、一度これらの本を読んでみると生きることが少し楽になるかもしれません。

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