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【伊坂幸太郎 おすすめ 小説】伊坂幸太郎おすすめ本4選

伏線回収が特徴ともいえる伊坂幸太郎さんですが、今回は登場人物が魅力的な作品を選んでみました。

1.死神の浮力

 

死神の浮力 (文春文庫)

愛娘を殺され、復讐を企てる夫婦のもとに死神、「千葉」が現れます。死神は余命の近くなった人間に近づき、可か不可かを決める仕事をしています。感情というものがない千葉の人間離れした力を借りて、復讐劇がコマを進めていきます…。

シリアスな復讐劇でありながら、人間の感情が理解できない千葉の行動がコミカルで面白く、とても魅力的な作品です。痛快な結末で、後味も良いです。

 

2. 陽気なギャングが地球を回す

気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

演説の達人響野、正確無比な体内時計を持つ雪子、スリの天才久遠、人の嘘が分かってしまう成瀬の4人の強盗集団が、ある日盗んだお金を強盗されてしまいます。それからお金を奪還しようという作戦がはじまります…すべての登場人物がとにかくユニークで、ライトな作風なのでサクサク読めます。伏線も秀逸です。

 

3. 砂漠

砂漠 (新潮文庫)

東野、南、西嶋、北村の四人と、鳥井たちの大学入学から卒業までの大学生生活が描かれた作品。

西嶋の破天荒な言動が魅力的です。かけがえのない青春時代の一瞬が詰め込まれた爽やかな作品です。西嶋のキャラがとびぬけてへんてこですが、登場人物それぞれの悩みや学生生活ならではの苦悩などが書かれていて人間味があり、共感できる部分もたくさんあります。今学生生活をしていらっしゃる方に、学生時代を過ごした社会人の方にオススメです。


4. ポテチ

ポテチ

短編作品です。空き巣犯の今村と、プロ野球選手の尾崎は地元が一緒なのに加え、誕生日まで一緒ですが、一方は空き巣、一方は地元のスターとまったく違う人生を歩んでいます。何も接点のない二人ですが、今村は尾崎との産まれながらの関係に気づいてしまいます…この作品はくくりの一言がすべての人に元気を与えてくれる作品です。今村の正義漢でまっすぐな性格が読者の心を打ちます。
いかがでしたか?伊坂さんの作品は物語のテンポも軽快であっという間に読めてしまうものばかりだと思います。読者に元気を与えてくれるので、落ち込んでいる方、頑張っている方、息抜きにこの本を読んでみてはいかがでしょうか?

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