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西加奈子さんの元気が出るおすすめ本

少し元気が欲しい大学生、社会人にオススメの本は「西加奈子」さんの本です。

西加奈子さんは「サラバ」で直木賞を受賞して一躍有名になりました。

 

「サラバ」

サラバ! 上 (小学館文庫)

西加奈子さんの本を10冊近く読みました。その中でも一番オススメするのは「サラバ」です。西さんが伝えたいことの集大成が詰まっています。父の転勤により、1977年にイランで生まれ、エジプト・大阪で育った男性の主人公が中心になっていて、主人公の経歴は西さんと同じということになります。

特にエジプトで出会った青年とナイル川を見ながら「サラバ」というシーンはこの本を象徴しています。主人公の姉がとても変わっていて、主人公は姉に振り回されたり、恋愛の話が続いていきます。色々経験して大人になった主人公はエジプトで出会った「サラバ」と言い合った青年に会いに行くのですが、この青年との出会いというものがこの小説での核になる部分です。読んだ後に自分もエジプトに行ってナイル川を見て佇みたくなるような小説です。

 

「漁港の肉子ちゃん」

漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)

西加奈子さんの本で元気になれるオススメの本は「漁港の肉子ちゃん」です。「サラバ」が代表作ではあるのですが、実はこちらの作品の方が好きなくらいです。肉子ちゃんはいつも損ばかりしていて、太っていて、みっともなくて、男にだまされてばかりです。

おまけに親友と思っている子にだまされて、その子を子供を実の子供として育てます。その子は肉子ちゃんと似てなくて、美人で客観的な視点を持っています。その子「キクりん」にも内心「肉子ちゃんみたいにはなりたくない」と思われています。

でも肉子ちゃんは本当に貧乏くじばかり引いているけど、周りのみんなをホッとさせる元気をくれる存在です。漁港にたどり着いて、漁港なので魚が美味しいところなのですが、やはりお肉屋もあってそこで働きます。そこで底抜けに明るい肉子ちゃんは、看板娘になります。世の中には皆自分が得したい、損はしたくないという風潮があります。

そこで肉子ちゃんのような存在というのは現代では西さん流のキリストのような存在だと思っています。私は損ばかりするけど皆を和ませたり、元気づける肉子ちゃんが大好きで憧れでもあります。

 

さいごに

大学生でも社会人でも人間関係に疲れた時などに西加奈子さんの本からヒントを得たり、元気になりたい時に読むのにオススメです。

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