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【動物 ふれあい おすすめ絵本】動物と触れ合いたい人へ。おすすめアニマル本まとめ。

動物と人間との関わりってどういうケースが考えられるでしょう。
家畜であったり、ペットであったりという場合が多いでしょうが、それ以外の関係もあるんですよ。

『雪わたり』

雪わたり (福音館創作童話シリーズ)

著・宮沢賢治
雪が大理石よりもかたく凍ったので、四郎とかん子は、野原をわたって森へ歩いていきました。「かた雪かんこ、しみ雪しんこ。きつねの子、よめにほしい、ほしい」とさけぶと、「しみ雪しんしん、かた雪かんかん」といいながら、森からきつねの子が出てきました。
小ぎつね紺三郎は、きつねが人をだますなんてうそだといいます。人間にごちそうするおだんごだって、本物だそうです。そして、きつねのげんとう会のしょうたいじょうをくれました。げんとう会って、いったいなんでしょう?
人間の子どもとキツネの子がへだてなく向かいあい、楽しみを共有する世界には、いつの時代も心ひかれます。今の子どもには古めかしい会話も出てくるかもしれませんが、そこにまた独特の味わいがあり、楽しめます。
ふんいきをよく伝える絵がたっぷり入り、読みやすい1冊になっています。自分で絵本を読み始めたお子さんにオススメの本です。

『なぞなぞのすきな女の子』

なぞなぞのすきな女の子 (新しい日本の幼年童話 5)

著・松岡享子
なぞなぞのすきな女の子が森へいきました。じぶんとなぞなぞあそびをしてくれる人をさがしにいったのです。すると、オオカミに会いました。オオカミは、ひるごはんにたべる子どもをさがしていました。女の子になぞなぞあそびをしようとさそわれて、オオカミは、「しろくて、やわらかくて、う
まいものなあんだ。一女の子、っていうようなやつだな」なんていうのです。こんなオオカミとあそんで、だいじょうぶでしょうか?
本文だけでなく、見開きにもたくさんのなぞなぞがある楽しい幼年童話で、ひとりで読み始めた子どもにおすすめです。姉妹編に「じゃんけんのすきな女の子』がある。

『ペニーの日記読んじゃだめ』

ペニーの日記 読んじゃだめ (チア・ブックス)

著・ロビン・クライン
ペニーは鳥が好き。たからものは350まいの馬のカードです。でも、みんなはカードにはあんまりきょうみがないみたい。ところが、ろうじんホームで知り合ったベタニーさんだけは、カードを全部見てくれて、ペニーがつけた名前も気にいってくれました。
ベタニーさんは80さいのおばあさん。おとうさんが農場をやっていて、だんなさんが馬のていてつをつくっていたので、馬にはとてもくわしいのです。ペニーは、ベタニーさんのたんじょう日に、すてきなおくりものをしようと考えました。
オーストラリアで活躍する著者は、農場生まれで、実際に動物に囲まれて育ちました。写真を多用したイラストも独創的で、心をくだいた楽しい本づくりがされている。モノを作ることや動物が好きな子どもにすすめたい一冊です。

 

読んだ後は、なんだか動物と触れ合いたくなってきませんか?
お天気がいい日にでも動物園に行くのもいいかもしれませんね。

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