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世の中の厳しい現実を子供に教えたい方へ。おすすめ本3選。

小さい頃の読み聞かせの絵本といえばディズニーや偉人伝になりますね。
でも少し成長したら、世の中にはいろんなことがあるんだよ、ということも教えるべきでしょう。これから待っている、厳しい現実を直視することも必要かもしれません。
今回は、そのための導入として最適な本を紹介します。 

 

『悲しい本』

悲しい本 (あかね・新えほんシリーズ)

著・マイケル・ローゼン
最愛の息子を失った男、悲しみがとても大きくてどこもかしこも身体中が悲しいときがあります。息子のエディのことを考える時が一番悲しいのです。
彼はエディを深く愛していたけどエディは死んでしまいました。そして悲しみを話したいママも死んでしまいました。
やり過ごすことのできない悲しみ、愛するものを失った悲しみとその悲しみにもがき苦しむ男の姿を描いています。
しかしどこが漫画チックなイラストが男の悲しみを一歩離れたところから眺めることを許してくれます。
この本は彼の悲しみの本であり、私たちは彼に同情することができます。それが唯一の救いではないでしょうか。

 

『くまのこうちょうせんせい』

くまのこうちょうせんせい

著・こんのひとみ
くまの校長先生は毎朝元気におはようと子供たちを迎えてくれます。いつも声が小さい羊くんにくまの校長先生は勇気を出して大きな声を出すようにアドバイスします。
ひつじくんが大きな声で挨拶できるように、一人で練習しますが大きな声は羊くんを悲しくさせるものばかりなのです。
夜ベッドで寝ている時に聞こえてくるお父さんとお母さんの喧嘩の声、お母さんが羊くんを叱る時の声、理由があって弱っている人に元気を出してとか、頑張れということがその人にとって却って重荷になる、そういう時があります。
そんな現代心理学も学べる絵本です。心理学専攻の大学生に是非読んでほしいです。

 

『さっちゃんのまほうのて』

さっちゃんのまほうのて (日本の絵本)

著・田畑誠一
さっちゃんは今日、幼稚園のままごとあそびでとってもお母さんになりたかったのです。さっちゃんのお母さんのお腹にはじきに生まれてくる赤ちゃんがいます。
お母さんのお腹をそっと撫でながらさっちゃんもお母さんになると心に決めたのです。でも幼稚園おままごと遊びでお母さんの役をやるのはいつも背の高い子、さっちゃんがお母さんの役をやりたいと言ったことで大騒動になりました。
さっちゃんお母さんにはなれないよ、だって手のないお母さんなんて変だもん。さっちゃんの右手には指がないのです。さっちゃんはお母さんのおなかの中で怪我をしてしまって指だけどうしてもできなかったのです。
それがなぜなのか誰にもわからないのです。さっちゃんの元気で力強いキャラクターは私達にも元気を与えてくれますよ。

 

悲しい現実というのは、隠していてもいつか出会うものです。
それならば早めに頭に入れておいて子供に戸惑わせないということが必要なのかもしれません。

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