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伏線が素晴らしいおすすめミステリー小説3選

ミステリーが好きな人にオススメする本をいくつか紹介したいと思います。

 

『百鬼夜行シリーズ』

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

まずは京極夏彦の『百鬼夜行シリーズ』です。

よく『京極堂シリーズ』とも呼ばれていますが、作者は前者の呼ばれ方が好きなそうです。
これは、第二次世界大戦中、京極堂の主である中禅寺秋彦が憑きモノオトシを生業とし、様々な事件を解決していくいわば推理小説です。映画化された作品もあるので知っているかもしれません。

中でも「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」は傑作だと思います。とても長い小説ですが、一気に読み進めることが出来ます。やや難しい描写もあるため、社会人や大学生が読みやすいかと思います。

 

『ZOO』

ZOO〈1〉 (集英社文庫)

また、少しブラックジョークも含まれているミステリーと言えば、乙一の『ZOO』です。これはいくつかの短編集が入っているのですが、人間のもろさと弱さが前面に描かれている作品です。

中でも「カザリとヨーコ」は、母親に可愛がられるカザリと、虐待を受けているヨーコの物語です。ある日カザリは花瓶を壊してしまい、怒られるのが嫌でヨーコと入れ替わりを提案する…という物語です。上辺だけを見ている人間の愚かさが大きく描かれている作品です。こちらもドラマ化されたことがあるので、読みやすいかと思います。

 

「冷たい校舎の時は止まる」

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

ライトミステリーが好きな人に読んでほしいのは、辻村深月さんの作品です。彼女の作品の特徴は、全ての作品たちの登場人物がつながっていることです。

Aの作品出てくるわき役がBの作品で主人公だったり、Aの作品で下の名前しか出てこなかった人物がBの作品では名字だけで出演したり、と内容だけでなくキャラクターも楽しめる作品が多いです。中でも「冷たい校舎の時は止まる」は、学生でも読みやすく、また大人でも深く考えさせられる作品です。

出てくる登場人物たちが多いですが、それぞれの考え方がしっかりと描写されています。
ある日学校内に閉じ込められた受験間近の8人の学生たち。彼らは学園祭の実行委員を務めたのだが、実は学園祭で事件が起きていた。学園祭で学生が一人、自殺をしていたのだ。しかし、誰が亡くなったのか名前を思い出せず…
とにかく伏線が多くあり、全てを回収していく様は圧巻です。

 

ぜひ、皆に読んでいただきたい作品です。

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