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新小学校一年生のための絵本三選

初めて小学校に通う新一年生は、ランドセルもピカピカ、気持ちもピカピカで、きっと目に映るもの全てが新鮮に映っていることでしょう。それまでとは全く違う環境で過ごす毎日は、楽しくもあり、一方で不安も多くあると思います。
そんな時、新一年生のために描かれた絵本を親子で読んでみるのはいかがでしょうか?絵本の中の同じ新一年生である登場人物の気持ちを客観的に読むことは、幼い子供が自分の中にある様々な感情を言語化する助けにもなり得ると思うので、おすすめです。

 

「いちねんせい」

いちねんせい

一冊目は「いちねんせい」(谷川俊太郎著、和田誠絵)。これから新しく始まる学校生活。そこに飛び込んでいく新一年生の、不安と期待の入り混じった心境が美しい詩となって描かれています。「わるぐち」「せんせい」「ひみつ」などなど、ごくごく身近な題材がテーマとなっていますので、子供が初めて触れる“詩集”としてもおすすめです。新一年生だけでなく、かつて新一年生だったことのある子供や大人にもぜひ読んでいただきたい一冊です。

 

「おおきくなるっていうことは」

 

おおきくなるっていうことは (ピーマン村の絵本たち)

二冊目は「おおきくなるっていうことは」(中川ひろたか著、村上康成絵)。“大きくなったね!”と声をかけるのはいつも大人で、肝心の子供からすると“大きくなるってどういうこと?”とはてなマークが浮かんでしまうようです。たとえ実感は湧かなくとも、確かに“大きくなった”ことで一つの節目を迎えた新一年生に、ぜひ読んでいただきたいのがこちらの一冊です。「おおきくなるっていうことは、こういうこと」とひとつひとつ身近な例を挙げていくこの絵本は、読み聞かせをしている大人の胸も思わず熱くなってしまうかもしれません。新一年生を迎える子供へのプレゼントとしても喜ばれること間違いなしの一冊で、おすすめです。

 

「いちねんせいになったあなたへ」

いちねんせいになったあなたへ

三冊目は「いちねんせいになったあなたへ」(江國香織著、井口真吾絵)。小説家・絵本作家でもある著者が、新一年生のために書いた詩を一冊にまとめたのがこの絵本です。全てがひらがな表記ではあるのですが、“ちみもうりょう《魑魅魍魎》”、“なりものいり《鳴物入り》”といったちょっと難しい言い回しが含まれているのがポイントです。サラッと読みやすいのに、自然に語彙力が高まりそうなのが嬉しいです。可愛らしいカラーのイラストに夢中になる子も多いこの絵本。新しく始まる小学校生活で、最初のお気に入り本になるかもしれませんよ。


以上が、私のおすすめする「新一年生のための絵本三選」です。期待でいっぱい、不安でいっぱいの子供にはもちろん、そんな我が子をサポートする保護者の方々にもぜひ読んでいただきたい本ばかりです。進学シーズンのプレゼントにも最適ですので、ぜひ参考になさって下さいね。

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