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子供の教育、環境について主婦に読んでほしいおすすめ本

『いつかすべての子供達に』

いつか、すべての子供たちに――「ティーチ・フォー・アメリカ」とそこで私が学んだこと

ウェンディ・コップ

 著者は全米の優秀な大学卒業生を、環境が劣悪な学校に2年間の臨時教員として送り込む非営利組織FTAの代表です。16年前に女子大生だった頃に一人で始めてから今までに14000人を,
公立学校に派遣してきました。予算が少なく教育が行き届かない底辺校の学力向上への貢献が、高く評価されているのです。
 情熱と執念を持つ一人の人間の行動が、社会を変革する大きな力になる可能性を大学生のみんなに読んでほしいです。そしていつの日か社会に羽ばたくときに糧としてほしい、そんなおすすめの一冊です。

 

『頭のよい子が育つ家』

頭のよい子が育つ家 (文春文庫)

四十万靖・渡邉奈々

 タイトルはいかにもあざといですね。開成中学校に合格した子の家、麻布中学校に合格した子の家、桜蔭中学校に合格した家の間取り図が並んでいるのです。
 これは週刊誌がこぞって特集する中学受験ものの連載をタイミングよくまとめた本かと思ってみたが、違いました。すべての家族が注目すべき住居の本質が語られている本なのであります。住居の総合コンサルタントと研究者による共著で200世帯の子供部屋を調査した上で、著者は強調します。結論から言えば有名中学受験に成功した子供たちのほとんどが子供部屋の机で勉強していない!ということが判明したのです。もっとも、子供部屋だけの問題ではなく中学受験にはやはり母親の影響力が大きいということを、思い知らされます。
 頭のよい子が育つ家、というよりはもっと広い意味で日本人の住生活の誤解を解く一冊となります。子が育つ家ならば親もまた育つということが言えましょう。建築を先行している大学生は是非読むべきでしょう。


『べコロスの母の玉手箱』

ペコロスの母の玉手箱

岡野雄一

  今、認知症の親を介護されているすべての人、もしくは自分の物忘れがひどくなったなあと感じている人すべての人に、このマンガの威力を体験してほしいです。
この本を読んでわかるのは認知症というのはアホになることなのではなくて(そういうマイナス面だけで捉えるマスコミからの報道が強いけれど)過去と現在を自由に飛び交う能力を身につけることなのかもしれません。この本を読むとそういう気持ちになります。

もちろん日々介護する側にとっては、とてつもなく厳しい現実があるのですが、著者の岡野さんは介護をしていると母親の脳内で起こっている現象を想像して、かつてないほどに優しい目線で漫画にしています。そういう風に捉えてみると現在介護されている方も、相手は案外脳内では心配するのとは裏腹に豊かな時間を過ごしているのかもしれないなと思えてきます 。
 この本は介護職という役割を担っている社会人に読んでほしいです。

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