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深夜食堂風?人情たっぷり食べ物屋さん小説

小林薫さん主演のドラマ「深夜食堂」が好きで、ひっそりとした雰囲気の中、食事がキーポイントとなって、そっと疲れた心に寄り添ってくれるような人情あふれる小説をピックアップいたしました。

日常の疲れを癒してくれる自分だけの特別な店へご招待いたします。

 

「つむじ風食堂の夜」

 

つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)

吉田 篤弘・作

 月舟町という架空の街で暮らす物書きの小説家が主人公。町の十字路にぽつんと灯りが灯った名もない食堂が登場します。レトロで異国のような街、素朴であたたか、少し風変りな登場人物たち。穏やかで優しい大人の童話といった雰囲気で、ムーミンシリーズがお好きな方にもおすすめです。

オレンジ色の描写がとても温かく、どこか懐かしい気持ちになります。装丁もシンプルながらオシャレで、ひらがな表記が多くてほっこりします。

 

「しあわせのパン」

 

([み]2-1)しあわせのパン (ポプラ文庫)

三島 有紀子・作

 北海道の月浦での宿泊もできるカフェ、マーニが。夫婦じゃない男女のスローライフとカフェに訪れる人の静かで温かい触れあいが描かれています。作中に登場する月の絵本が巻末についています。登場する料理は薪ストーブで焼いた素材を生かしたパン、薫り高いコーヒーなど、どれもシンプルで美味しそうです。

映画化もされているので併せて観るのもおすすめです。

 

「ヴァン・ゴッホ・カフェ」

ヴァン・ゴッホ・カフェ

シンシア ライラント・作

 カンザス州のフラワーズの元劇場だった建物のかたすみにあるカフェが舞台。そこでは小さな温かい魔法がかかります。濃い目のコーヒーとレモンパイをいただきながら、運命のような魔法にかかってみたいと思いました。

連作短編集なので、ひとつひとつのお話がつながっていくところが素敵です。大人のためのファンタジー童話です。

 

さいごに

どの本も身の回りの小さな出来事がテーマで感情移入しやすいと思います。ときにはゆっくりとページをめくって思いを巡らせるのも良いかもしれません。

他人には言えない小さな悩み事や寂しさも紛らわせてくれることでしょう。

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