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【食エッセイ 名著】食いしん坊万歳!おすすめ食エッセイ3選

周りの人は普段どんなものを食べてるんだろう?

そんなことを気にしたことはありませんか。
今回紹介する本は、特に食べることには拘った著者たちが綴った名作です。

 

『貧乏サヴァラン』

貧乏サヴァラン (ちくま文庫)

著・森茉莉
文豪森鴎外の長女である著者が綴る食いしん坊な食エッセイです。家事は苦手でも江戸っ子とパリジェンヌ、両方の味覚を併せ持った彼女が振るう腕前は折り紙つきです。
オムレット、ボルドー風たけのこ料理。白魚。独活。。活字を追うだけでよだれものですね。読んでいると絶対にお腹がすいてくるからちょっとずつしか読み進められません。
ビスケットでも用意してから読むのがおすすめでしょう。料理に凝っている専業主婦にオススメの本です。

 

『ぶたぶたカフェ』

 

ぶたぶたカフェ (光文社文庫)

著・矢崎存美
人気カフェ小麦の店長は何とぬいぐるみのぶたぶた。早朝オープンのこの店で出される朝食はふんわりパンケーキ、熱々フレンチトースト、自家製ソーセージなど朝から元気になれるメニューばかりです。
夜はバーになるこの店で働く主人公と店長豚との交流もほっこりしています。とにかくホットケーキがとても美味しそうなんです。
私も食べてみたいなという気分にさせてくれます。もしもこんなカフェがあったら苦手な朝も克服できるかもしれません。
とりあえず明日は早めに起きてパンケーキでも焼いてみようかなそんな気持ちにさせてくれる本ですよ。
朝は低血圧で弱いのよと嘆くOLにオススメですよ。

 

『おべんとうの時間』

おべんとうの時間

著・阿部了、阿部直美  
カメラマンの夫、ライターの妻がいろんな職業の手作りお弁当を全国各地を回って取材撮影したフォトエッセイ集です。
全日空の機内誌、翼の王国で毎号一件ずつ紹介されていた人気の連載が一挙大公開されています。
猿回し、釣り堀経営、太鼓プレーヤー、素麺職人、駅員、海上自衛隊、あま、船頭、農家、営業マン、大学教授、高校生などが登場人物です。
どれもなぜだか気になっちゃう自分以外の人のお弁当を、覗き見るような感覚が味わえるのも魅力です。また、食べながら語られるそれぞれのエピソードに心が温かくなります。
でも他人のお弁当って、なんておいしそうなんでしょうね。

 

なんだかお腹が空いてきましたね。
こだわらなくてもいいから、とりあえず冷蔵庫にあるものを何か食べましょう。

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