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人を見た目で判断してはいけない

人は見た目で判断してはいけないとは言っても
やはりきれいな人がモテるというのは厳然たる事実ですよね。
人を好きになるというのはそれだけの要素ではないのですけどね。
そんな“普通の”恋愛ではない恋愛を描いた本を3冊紹介します。

 

『モンスター』

モンスター (幻冬舎文庫)

『モンスター』著・百田尚樹
町いちばんの美女であらゆる男を釘付けにする美穂は、かつては化け物、ブルドッグ、ミイラ女、半魚人、砂かけばばあと罵倒されるほど醜い女でした。
それから町を追い出されると膨大な金をつぎ込み整形手術を繰り返すことによって誰もが認める完璧な美を手に入れます。
そして別人として故郷に戻り、始めたレストランで彼女はある一人の男を待ち続けます。
その先にあるのは幸福か破滅か。容姿が違うとこれほどまでに周りの反応が違うのかと恐怖すら感じます。
人は平等じゃないし心が全てでもないということが分かりました。美容整形には否定的な意見を持っている人も読後はそんなことは言えないでしょう。

 

『主に泣いています』

 

[まとめ買い] 主に泣いてます(モーニングコミックス)

『主に泣いています』著・東村アキコ
主人公、紺野泉は美術画モデルで抜群のスタイルと絶世の美貌の持ち主です。彼女に出会った異性は100%秒速で恋に落ちます。
それなのに彼女の人生は不幸の連続なのです。そのため涙腺も崩壊して願いはただひとつ好きな人とそばにいることだそうです。
幸せを求め非モテ人生を突き進むシュールなラブコメディー漫画です。泉が美しすぎるがゆえの苦悩でどこか憎めない薄幸美女です

 

『ジョゼと虎と魚たち』

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

『ジョゼと虎と魚たち』著・田辺聖子
足が悪く、ほとんど外出したことのないジョゼ。主人公の恒雄は老婆が彼女を乳母車に乗せて散歩をしているところに偶然出くわします。
互いに惹かれあっていく二人のどこか不思議でエロティックな純愛短編小説です。表題作のほか八篇を収録しています。
サガンの小説になぞった名前を自分につけ、恒雄にも呼ばせる彼女は怒ったり威張ったり、強がったりと、勝ち気で傷つきやすい不思議な女の子です。
どこか神々しい感じも感じられるジョゼに惹かれると思いますよ。

人間というのはかくも悲しい存在なのだなと思わせる作品群ですね。
それでも生きていく、そんなたくましさも感じます。

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