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探偵気分になりたい人におすすめ。ゲーム感覚で読める推理小説6選

探偵といえばシャーロック・ホームズ、最近で言えば名探偵コナン、金田一耕助が思い浮かびます。
でもそんなコテコテの探偵じゃなくても、肩肘張らずに事件を解決してくれる方が親しみが持てますね。
そんなちょっと変わった“探偵”が登場するお話を紹介します。

 

『時計館の殺人』

時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫)

著・綾辻行人
新米編集者の江南孝明、駆け出しの推理小説家で友人の鹿谷門実、副編集長、カメラマン、霊能者、超常現象研究会の大学生ら一行は、ある時計館に取材調査に出向きます。
そこは10年前に死亡した少女の幽霊が出現するという噂がある場所です。時計台で彼らを待ち受けていたのは恐ろしい無差別殺人でした。
伏線がいたるところにあり、最後になるほどと唸らせる壮大なトリックが待っています。間違いなく綾辻氏の最高傑作でしょう。

 

『競作五十円玉二十枚の謎』

競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫)

著・若竹七海
毎週土曜日に池袋の本屋に現れて50円玉20枚を千円札へ両替してくれと頼む後の中年男。毎回用件はそれだけ。その本屋でアルバイトをしていた若竹七海はそのちょっと奇妙な実体験を若手推理作家に話します。
その謎解きにプロアマ問わずの作家13人が挑む一風変わった競作アンソロジーです。実際にあった不思議な出来事について色んな推理小説家が謎解きにかかります。
飲み会で盛り上がるネタという感じはしますがそれを本にしてしまう試みが面白いですね。

 

『メインディッシュ』

メイン・ディッシュ (集英社文庫)

著・北森鴻
劇団を主宰する女優のゆりえにはどんな難事件も解き明かしてしまう恋人ミケさんがいます。しかも彼は料理がとびきりうまいという設定です。
でもそんなミケさんには誰にも話せない秘密があります。一見関係ないような出来事が複雑に絡み合い意外な結末を迎える連作短編集です。
各ストーリーに登場するミケさんご自慢の料理と冴え渡る推理に思わず胸が踊ります。一本一本の作品も楽しいし、一冊の作品としてもきちんとまとまっている、そして何よりも読んだあと幸せな気分になります。

決して本職ではない人が謎解きをするのって痛快ですね。
もしかしたら自分にもできるのではないかと思わせてくれます。

 

 

『黒い家』

黒い家 (角川ホラー文庫)

著・貴志祐介
保険会社に勤める主人公若月真司が顧客の菰田重徳に呼び出され、訪れた家で見たものは彼の継子の首吊り死体でした。
菰田の不可解な態度から不信感を抱いた若槻は独自で調査を開始しました。しかしそれが悪夢への扉を開くことになってしまったのです。
良心の呵責を全く感じない、心に闇を抱えた菰田重徳。こんな人間がもし自分のそばにいたらと想像するだけでも恐ろしいです。
他にも菰田幸子はお金のために旦那にも子供にも容赦がないという設定が震えますね。サイコホラー好きの大学生にオススメの本です。

 

『殺人鬼』

殺人鬼 ‐‐覚醒篇 (角川文庫)

著・綾辻行人
夏期合宿中だったT・C・G メンバーズの一行が突然現れた殺人鬼によって次々と惨殺されていきます。手足が切断され生首が飛び、これ以上ないほど残虐な殺人ぶりは
13日の金曜日のジェイソンの再来のようです。楽しいサマーキャンプが一夜にして恐怖のどん底に落ちるサスペンスホラーです。
注意点は殺人描写がグロすぎて人によっては吐き気を催すレベルなのが難点です。
ここまで人を不愉快にする描写を書くなんて作家の覚悟を感じました。だから読む時にはこちらも覚悟が必要ですよ。

 

『マリアビートル』

マリアビートル (角川文庫)

著・伊坂幸太郎
アル中の元殺し屋木村は息子に重傷を負わせた犯人への復讐を誓います。東北新幹線はやてに乗り込みます。
その新幹線に乗り合わせる怜悧狡猾な中学生王子聡、敏腕コンビみかんとレモン、月のない殺し屋七尾。木村の復讐はまさかの展開になっていきます。
中でも王子聡は悪魔のような中学生で読んでいてゾッとするでしょう。明らかに怖い風貌をしているヤクザよりも天使のように見える中学生の方が実は恐ろしいのです。
王子聡だけは絶対許せないと思うでしょう。

 

探偵という職業は実在しているんだろうけど
実際は浮気調査とかしか聞いたことないですよね。
事件現場に駆けつける探偵というものに、どこか憧れがあります。

今回はそんな探偵気分になれる推理小説を紹介しました。

警察組織をもってしても解決できない事件を
鮮やかな推理で解きほぐしていく探偵、そんな存在になりたいですね。

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