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【小説 刑事 おすすめ】「イケメン刑事好き」にはアナザーフェイスがオススメ

ドラマや洋画でよく見る警察や刑事もの。かっこいいですよね。

そんな刑事ものが好きな方に特におすすめする本は堂場瞬一さんの「アナザーフェイス」のシリーズです。

 

「アナザーフェイス」

アナザーフェイス

 

イケメン刑事である大友鉄が主人公。
刑事小説好きの私としては、これだけでもかなり惹かれるのですが鉄は自分がイケメンであることにも女性にモテるということにも無頓着なのです。
これで仕事ができる刑事と魅力満載なのですが、「こんな人がいるわけないじゃん」と突っ込みつつもシリーズの全てを読破しています。
しかも鉄は最愛の奥さんを突然の事故で無くしてしまうアクシデントに見舞われ、1人で子育てをするというシングルファーザーという設定。

こんなにもありえない状況を救う個性豊かな周辺の面々がありえないほどにみんなユニークなのです。
一番普通に感じるのが鉄の息子である優斗かもしれません。
義母である聖子さんはお茶の先生で鉄にお見合い話を持ち込んでは鉄に嫌味を言い続ける怖い存在。
同期の刑事である柴と高畑は特別な存在で、いざという時には絶妙なコンビネーションを見せてくれます。
おまけに高畑は顔はアイドル並みに可愛いけれど身体はレスラー並みという強烈キャラ。

 

ここがおすすめ

ざっくり言うと鉄の才能を高く買った上司たちの後ろ盾によって鉄が様々な事件を解決へと導き、キャリアがどんどんと引き上げられていくストーリーなのです。
普通の刑事小説と異なるところはふたつあり、ひとつは鉄の父親としての葛藤場面が多く描かれている点です。
これは社会人男性に自分の身に置き換えて、日常を振り返って欲しいと感じています。
亡き奥さんへの変わらない愛情、子供に対する後ろめたさ、刑事である自分と父親としてのジレンマなど。
読めば刑事ではない世のお父さんたちにも思うところがたくさんあるのではないでしょうか。

 

アナザーフェイス

さいごに

また、警察という社会に身を置き、自分の環境が変わることで仕事とどうやって向き合っていくべきなのかと悩みつつ命がけで職務に取り組む姿勢、そして心の葛藤は、小説の世界とはいえこれから社会に出る大学生だちにも参考にして欲しい事例です。
働くって色々な覚悟が必要なんだということですね。
これからも末永く続くであろう鉄の日々に期待大です!

 

 

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