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【指標 本】生きる指針が欲しい人に読んで欲しい、おすすめ本

普通に生きていても何かしら悩みからは自由になれない時代です。
そんなときに何か生きる指針のようなものがほしい、そう思ったことはありませんか。
こんな人生もあるんだなと自分にあてはめてみることもできる3冊をご紹介します。

 

『堕落論』

堕落論 (角川文庫)

著・坂口安吾
無頼派作家、坂口安吾の代表的な随筆・評論です。「半年のうちに世相は変わった」からはじまります。
若者たちは花と散ったが、同じ彼らが生き残って闇屋となり、女たちは夫の位牌を事務的に扱うようになるだろうと。
しかし、安吾は「戦争に負けたから堕ちるのではないのだ。人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ」と
読者を励ましてくれます。「堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない」とも言います。
この作品のいいところは読んでて元気が出る本なのです。どん底に落ちているのに明るいところ、それとウソのないところが魅力の作品です。
ついてないことばかりだと嘆いている社会人に是非、救いの本として読んでほしいですね。

 

『項羽と劉邦』

項羽と劉邦 (上) (新潮文庫)

著・司馬遼太郎
その昔、中国史上はじめて天下統一を成し遂げた秦という国がありました。苛政から陳勝、呉広の欄が起きます。
そして秦が弱体化して生まれた群雄割拠の世が登場します。その激動の時代を生きた英雄、武将たちの群像劇です。
名門の生まれで圧倒的な戦闘力とカリスマ性を誇りながら、敵対するものへの残虐さが目立つのが項羽です。
その一方、チンピラ上がりで銭湯はうまくないけど柔和な包容力があるという理由で人が集まってくる劉邦。
この2人の英雄を軸に物語は展開していきます。基本的に項羽がいつも強く、劉邦は負け戦ばかりなんですが、生き延びはします。
部下が命がけで劉邦を助けるんですね。男気というか信じるもののために命がけで尽くせるかっこよさは憧れますね。
サラリーマンとして働いているけど仁義はないのかと嘆いている方、参考になるかもしれませんよ。


『ゴッドファーザー』

ゴッドファーザー〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

著・マリオ・プーゾ
同名の映画シリーズはアメリカ映画の歴代ベストランキングで常にトップを争う名作ですね。映画の脚本も担当した作家マリオ・プーゾによる小説が原作です。
舞台は第二次大戦終戦直後のニューヨークからはじまります。イタリア系マフィアの有力者である、ドン・コルレオーネが
敵対組織に狙撃され、一命をとりとめます。ドンの三男のまいけるは内省的で強い意志を持ち、マフィア稼業ではなく
一般人として人生を歩、父もその生き方を承認していました。しかし、父ん暗殺未遂事件をきっかけにマイケルはマフィアの世界に足を踏み入れるのです。
組織とはなにか、仕事とはなにかと疑問を持つ社会人にオススメの小説です。

 

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さいごに

人生は一様ではなく、常に変化するものです。
現状は行き詰まっているように見えても道は開けるものです。

 

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