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【女性 魅力 本】「女性の魅力を感じたい」女性へ、おすすめしたい本3選

女性作家さんが書く、それぞれの魅力あふれる女たち。
彼女たちに共感しながら、自分を見つめてみてほしい、きっと今より少し自分を可愛く思うはずです。

そんな女性の魅力を感じるおすすめしたい本を3冊紹介します。

社会人、大学生などたくさんの女性にオススメしたいです。

 

『荒野』 桜庭一樹

荒野 (文春文庫)

誰もが通る少女から大人への道を繊細に愛らしく描いた一冊

小説家の父をもつ荒野が周りの人との関わりとともに沢山の想いにふれ、少しずつゆっくりと大人になっていく成長物語です。
12歳から16歳の多感な時期を、丁寧にやわらかい言葉で綴っています。だからこそ思春期ならではの何とも言えない感情たちを直感で感じることができ、こころが揺れる。素直でやさしい強さをそのままに、女性として愛らしく変化していく荒野、そのひとつひとつの言動と感情に自分を重ね、荒野を愛おしく思うと同時に、女である自分を愛しく思える、過去も未来も包んでくれる作品です。

 


『勝手にふるえてろ』 綿矢りさ

勝手にふるえてろ (文春文庫)

痛々しいけど、とても可愛い女性を描いた笑える一冊

中学校時代から脳内で片思いしている相手「イチ」と現実に現れた恋愛相手「ニ」の間で派手に葛藤しながら勢いよく成長していく主人公ヨシカ。
女性なら誰しもがヨシカのような部分をもっているのではないでしょうか。ワガママで自分勝手、それがとても可愛い。認めたくないけど、どこか共感してしまいます。
恋に恋するだけの自己愛から、愛されることに愛すことと同等の価値を見出し受け入れる、その変化の過程は女性の可愛さだけでなく強さも感じられます。
ユニークな表現や、核心をつく言葉に勇気づけられ、最後はきっと笑顔になれます。

 

『キッチン』 吉本ばなな

キッチン (角川文庫)

大切な人を失った、その先をあたたかく美しい文章で描いた一冊

世界で翻訳され、たくさんの人に愛されている作品です。
愛する人との別れ。残された者はその傷を周囲の人と共有しながら、弱さややさしさにふれ、少しずつ癒していく。
個性豊かな登場人物たちのそれぞれの心が緩やかに流れてきて、鮮やかに描かれた背景が人々を包み、より一層愛しくさせます。この作品にふれることで、得られるやさしさがある。このやさしさは、きっと生きていく上で、私を包み、愛する人をも包んでくれるはずです。あたたかく、大事なものを確かめられる作品です。

 

さいごに

3つの作品を紹介しました。
どの作品も、それぞれの立場から楽しめると思います。
どれでもいい、なんでもいいので、ひと息ついて読んでみてほしい。
あなたの心がより豊かになるはずだから。

 

 

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