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アフガニスタンの歴史が知りたい、好きな方におすすめ本「マスードの戦い」

今回私がおすすめする本は河出書房から出版されている、マスードの戦いです。マスードという名前を聞いてもいまいちピンとこない人が多いかもしれません。

しかし、彼は紛れもない歴史に名を残すほどの英雄なのです。この本は2001年の彼の死の直後に出版されたものです。

 

マスードの戦い

マスードの戦い (河出文庫)

 

マスードの戦いは彼の人生と戦いについて語られています。

彼はアフガニスタン出身の人物であり、ソビエトのアフガニスタン侵攻に反抗し続けていた男です。中央アジアの小国に迫ったソビエト連邦という超大国の絶対的な力を前にしても、決して諦めることなく戦い続けけして敗れることがなかったのです。そんな中でも弱者をいたわり、規律を重んじていたのです。

また、ソビエトが撤退する際には捕虜を無条件に解放し、敵であるはずのロシア人からも尊敬を集めたのです。

そんな彼の生きざまを知ると、勇気が湧いてきます。マスードは本物の英雄であると理解できるのです。

しかし、この本の最後は悲しい終わりを迎えてしまいます。ソビエトが撤退した後のアフガニスタンは、悲惨な内戦におちいってしまうのです。そしてそんな中で続々と勢力を伸ばし続ける組織がありました。それこそがタリバン、世界に名を知れた過激派イスラム原理主義組織です。

 

ここがおすすめ

マスードは彼らにもけして負けることなく、戦い続けました。アフガニスタンの7割以上を征服したタリバンであっても、ついぞマスードだけには勝つこと出来ずに、暗殺を実行してしまうのです。

2001年99日マスードはタリバンの暗殺者によって殺害されてしまいます。そして多くの者に惜しまれながらこの世を去ったのです。マスードの戦いはそんな彼への追悼のようにも思えます。

どうしようもないほどに強大な敵に襲われて、絶望的な状況に陥ってもなおけして諦めることなく、高貴な精神をもって戦い続けたマスード、彼の人生は知る人に勇気を与えてくれます。社会人や大学生など、どうしようもない憤りを感じている人は是非とも読んでみてください。

マスードの戦い (河出文庫)

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